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大月 ひなた
川栄 李奈
安子の孫でるいの娘。京都の下町商店街育ち。父親の影響で、時代劇が大好きで、侍に憧れている。正義感が強く、弱きを助け強きをくじく清(さやけ)さが魅力。やる気になるとがぜん燃えるが、地道な努力が苦手で三日坊主、何をやってもうまくいかず挫折の繰り返し。本人はいつも真剣なのに、ずっと、ずっと、自分の居場所を見つけられない人生低空飛行な愛らしき女の子。
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大月 るい
深津 絵里
ひなたの母。安子の娘として雉真家で育ち、岡山から大阪に出て、錠一郎と結婚して京都へ。幼い頃の記憶をたよりにあんこ作りをし、回転焼き屋「大月」を始める。
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大月 錠一郎/ジョー
オダギリジョー
るいと一緒に京都で回転焼き屋を始めたが、不器用な錠一郎は失敗の連続。
ひなたと一緒に時代劇を見たり、桃太郎の野球の練習に行ったり、朝ドラを見るのが日課。
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五十嵐 文四郎
本郷 奏多
時代劇に憧れ京都にやってきたが、上下関係が厳しい撮影所の男社会になじめずにいる。染まらず、こびず、けれど努力は怠らず。自分はスターになれると思い込む生意気で無愛想で、ちょっと頭でっかちな男。将来の進路に迷うひなたを、大いにかき乱し続ける。
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伴虚無蔵
松重 豊
日本の時代劇を支えてきた大部屋俳優。殺陣(たて)は一流で、斬られ役として一目置かれている。ふだんから着流し姿で暮らし、時代劇言葉で話す変わり者。時代劇をこよなく愛するひなたにとって、やがて“師匠”のような存在になっていく。
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美咲すみれ
安達 祐実
かつて、桃山剣之介のヒット時代劇「棗黍之丞シリーズ」に出演し人気を博した女優。ひなたにとって憧れの存在だったが、思いがけず出会ったすみれは、機嫌が悪い…。芸能界の荒波のなかで、何やらこじらせているらしい。
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原 誠
平埜 生成
条映太秦映画村の職員。映画村のイベントやショーなどの企画運営をしている。幼いころから親しんだ時代劇をこよなく愛し、その世界で働いていることを誇りに思う実直な男。ひなたにとっても信頼できる人物となる。
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二代目 桃山剣之介
尾上 菊之助
銀幕の時代劇スターだった父の名を継いで二代目桃山剣之介を襲名。映画にこだわった父に対し、テレビに出演し、人気を博す。ひなたの憧れのスター。
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破天荒将軍
徳重 聡
人気テレビ時代劇『破天荒将軍』の主役。決めぜりふは「世を治めんがため、天荒を破る。人呼んで破天荒将軍」。
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野田 一子/ベリー
市川 実日子
るいのよき相談相手で一恵の母。京都の実家を継いで茶道の師範に。娘の進路が気がかりで、ついつい口を出してしまう。
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野田 一恵
三浦 透子
少女漫画に夢中になり、髪は聖子ちゃんカットで時代の流行に敏感。家業を継ぐことを求められ、子どものころから茶道の稽古をしてきたが、親の思い通りには生きない!と自分をつき通すたくましい女の子。ひなたがいつも頼りにする無二の友。
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藤井 小夜子
新川 優愛
お嬢さん育ちでおしとやかな優等生。子どものころから、英語にピアノ、習字を習い、大学進学を考え将来は先生になることを決めている。
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赤螺 清子
松原 智恵子
京都に住み始めたるいが、同じ町内でいつも頼りにする荒物屋の女将(おかみ)。いつも背筋がぴんと伸びた気品あふれる女性。かつて祖母の安子と同じ町内に暮らしていたが、互いにそのことに気づかずにいる。
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赤螺 吉右衛門
堀部 圭亮
あかね通り商店街の荒物屋「あかにし」の店主。父親の吉兵衛に似て、ケチな性格であだ名はけちえもん。
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赤螺 初美
宮嶋 麻衣
吉右衛門の母・清子さんの若いころにそっくりな、そば屋「うちいり」の元店員さん。
吉右衛門と結婚し、荒物屋「あかにし」を手伝っている。
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赤螺 吉之丞
徳永 ゆうき
ひなたの同級生で同じ商店街の荒物屋の息子。地域のガキ大将的な存在で、何かとひなたをバカにする。家業は継がず自分の将来をきちんと考えている姿に、ひなたはひたすら焦る。
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森岡 新平
おいでやす小田
あかね通り商店街の森岡酒店の店主。“キレの良い”トークでひなた家族のことをいつも気にかけている。
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