5月16日と23日の「カラフル!」はドイツから
5月16日と23日の「カラフル!」は「レインボーファミリー」
ドイツで暮らすヤーネ(12歳)の両親は1年前に離婚。
理由は、おかあさんが女性を好きになったから。
今は、おかあさんとパートナーが暮らす家と、お父さんの家を
行ったりきたりして暮らしています。
ヤーネはお母さんの同性愛を受け入れながらも、
両親が離婚したことで、家族がバラバラになってしまうのでは、
と心配しています。
そんな中、ヤーネは生まれて初めて、教会のグランドピアノで演奏することに。
ヤーネはその演奏会に、お母さんとパートナーはもちろん、
お父さんと新しくできた恋人など、家族全員を招待しました。
ヤーネの演奏に、家族はどんな反応を見せてくれるのでしょうか?
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今回、ヤーネの声を担当したのは、櫛谷知花さんです。
複雑な家庭環境で育つヤーネを演じるのは、とても難しかったそうです。
「同性愛やLGBTのことは学校の保健の授業で習ったので、
知ってはいたけど、身近にそういう人がいないので、
置かれてる環境が違い過ぎて
ヤーネの気持ちになるのはとても難しかったです。
ヤーネの表情とかを見ながら、彼女の気持ちを想像しながら演じました」
Q.ヤーネさんはどんな子だと思いますか?
「とっても強い子だと思います。きっとつらいこともあるだろうに、
落ち着いてお母さんとも会話できてるし、気まずくもなっていない。
笑顔が素敵な、女性のかがみみたいな人だと思います。
わたしもヤーネのように強くなりたいです」
Q.ヤーネを演じてみて、得たものはありますか?
「もし私がヤーネだったら、ショックから立ち直れないかも、って
最初思いました。でも、面と向き合って相談できる友達や家族、
ピアノのように打ち込めるものがあることで、
ヤーネも支えられてるんだと気づきました。
抱えてる気持ちを話したり、相手の気持ちを理解することが
大事なんだって思いました。」
家族の形が変わる中でも、笑顔を絶やさない
ヤーネの暮らしをぜひご覧ください。