2010年10月

芸術祭参加作品「ふしぎがり~まど・みちお 百歳の詩~」


こんにちは、ふくしまです。
ブログをご覧の皆さんに番組のお知らせです。
今年1月3日に放送した「ふしぎがり~まど・みちお 百歳の詩~」が
第65回芸術祭参加番組として、再放送されることになりました。
ル!の番組を統括しているチーフプロデューサーふくい や 
「変形菌はぼくの友だち」などを作ったディレクターのやの が
制作した番組です。
番組をご覧になればわかりますが、まど・みちお さんは詩だけでなく
絵も描かれるんです。それがとってもル!

11月3日文化の日の放送です。
ル!つながり、ご家族の皆さんで是非ご覧ください!

artemado.jpg

合わせてご紹介!
まど・みちお さんの本が発売されることになりました。
書店に並ぶのは、
まど・みちお さん101歳の誕生日(11月16日)の頃だと思います。

101029120001.jpg

最後に、ふくしまの好きな まど・みちお さんの詩をひとつ。
60歳の時の作品です。

   「するめ」
     とうとう
     やじるしになって
     きいている

     うみは
     あちらですかと

投稿者:番組スタッフ | 投稿時間:14:59 | カテゴリ:お知らせ | 固定リンク

明日のカラフル!は、独創的な絵を描く男の子が主人公


di.jpg 「どんどん絵を描きたい」

 ピンクのカバ、青いゴリラ・・・
 自分の頭の中の物語を描きたい
 他の人にはできない 世界で一つのもの


こんにちは!ディレクターのこぼりです。

突然ですが、みなさんは絵を描くことは好きですか?
今回の主人公・近藤了禅(りょうぜん)くん(小6)は、絵を描くことが大好き。
3歳から絵の具を使った本格的な絵を描き始め、
今年の夏休みには、ついに地元のギャラリーで初めての個展を開きました。

了禅くんの絵の魅力は、なんといってもその独特の色合いです。
百聞は一見にしかず、
番組ではご紹介できなかった了禅くんの絵をご覧いただきましょう。

go.jpgzo.jpg

 

sai2.jpg


「黄緑色のゴリラ」」「赤茶色のサイ」「青色のゾウ」・・・、
お気づきの通り、動物そのままの色ではありません。
でも、違和感なく、それぞれの迫力や優しさが伝わってくる気がしませんか?
了禅くんによると、動物の性格や自分が感じた印象などを考えている内に、
ふっと頭の中に完成図が浮かぶのだそうです。
まさに、了禅くんにしか描けない絵。
「ゾウは灰色」といった常識や、
技術的に上手に描くことだけに縛られないことの大切さを、
了禅くんの絵は教えてくれます。

しかし、ただ好きなように描けば良いわけではありません。
番組では、了禅くんが新作を描く様子に完全密着!
いったい、何を見て、何を感じ、
どんな独自の世界を描きあげるのでしょうか?
「自分らしさ」を貫こうとする了禅くんの奮闘にご期待ください!

いつもそうですが、
今回の取材でも、主人公の子どもを取り巻く素敵な人々に出会いました。
まずはご両親。お2人とも、絵を専門に学んだご経験はありません。
ただ、「"子どもには分からない"と決めつけない」
「了禅くんの感性を否定しない」という意思を強く感じました。
実際、赤ちゃんだった了禅くんを連れて美術館に行った時に、
親と同じ目線に持ち上げて絵を鑑賞して回ったというエピソードや、
動物を鼻の穴から描き出した了禅くんに感心したというエピソードも。
私だったら「普通、輪郭から描くだろ!」と、つっこんでしまいそう・・・。
了禅くんを尊重する。それが独特の感性を育てた一因なのかもしれません。

そして、いろいろと撮影に協力してくれた了禅くんの友だちにも感謝!
みんな個性的で、それぞれ「ピアノと将棋」「サッカー」
「勉強」を頑張っています。
それが自信につながっていて、了禅くんに絵があるように、
夢中になったり、心から好きだと思えるものを持つのは
大切だなと改めて教えられました。

tutti20101020160259017.jpg                                        (左から2人目が了禅くん)

「どんどん絵を描きたい」
絵に興味がない人もきっと楽しんでいただけると思います。ぜひご覧ください!


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投稿者:番組スタッフ | 投稿時間:11:04 | カテゴリ:お知らせ | 固定リンク
コメント(8)

蛭子三兄弟から


こんにちは、ふくしまです。
前回のブログで書いた"練塀"の完成した写真を、
みさきさんのお父さんが送ってくれました。

P1000056.jpg猫ものんびりくつろいでいて、祝島の練塀をイメージしやすかったです。
ありがとうございました。

更に今日、蛭子三兄弟からお手紙が届きました!
それぞれに楽しい絵が描いてあるのでご紹介しますね。

先ず、蛭子三兄弟の一番下の和馬くんからのお手紙。
ハート形の祝島と魚、虹、笑う和馬くん(かな?)、家、
そして落ち葉の絵が描いてありました。
ロケ隊が撮影に行った時は、一緒に泳げるくらい暑かったけれど、
祝島も秋になったんですね。
今は日が陰ると寒いくらいだそうです。

10102611301.jpg続いて、蛭子三兄弟の二番目の龍真くんからのお手紙。
タコ(番組の最初のほうでタコの天日干しを手伝う三兄弟が出てきました)の隣に、
イカの絵がありました。
「祝島では、今、いかがよくつれるので、つりの人がいっぱい来ます。
今度、つりに来て、またいっしょに遊びましょう。」と龍真くん書いてくれていました。

101026113602.jpgディレクターのすぎうらは、大のつり好きなので、
イカを釣りに行きたいところでしょうが、
すぎうらは今"クマ"の取材をしていて残念ながら行けそうにありません。

最後に、蛭子三兄弟の長であるみさきさんからのお手紙。
みさきさんは、ル!でお馴染みの手と糸で囲んだ中に
文章を書いてくれました。

101026113603.jpgみさきさんの似顔絵や、ハート形の祝島と一緒に、
ピンクの花びらと落ち葉の不思議な絵!
「9月に台風がありました。その時、桜の葉が全部おちました。
桜は、春とかんちがいしたので、そのことを俳句にしました」と、
こんな秋の一句を詠んでくれました。

101026113701.jpg

みさきさんは、絵が上手なだけでなく俳句もなかなかのセンスの持ち主らしく、
全国大会で優秀賞を受賞したこともあるそうです。
豊かな自然に毎日触れているから、感性がどんどん伸びていくのかもしれませんね。

みさきさんからのお手紙に、
「あんまり自分を見たくなかったけど、見ました。
自分の声が低かったのでおどろきました。」と番組について書いてありました。
ひとつの番組を作る時に、10倍以上の時間をかけて撮影をしていくので、
主人公となったみさきさんもびっくりしたことでしょう。
番組を通して"宝島"に住むみさきさんを、
たくさんの人が見て知ってくれたと思います。
番組宛てにお便りも届きましたよ。
改めて、みさきさん、蛭子家のみなさん、通子さんや学校の先生、
そして祝島のみなさん、ありがとうございました!

 「わたしが住むのは宝島」は、
明日27日 17時45分~18時にBS-hiで再放送があります。
ご覧ください。

投稿者:番組スタッフ | 投稿時間:14:17 | カテゴリ:おたより | 固定リンク

みっちゃんからの絵手紙


こんにちは、ふくしまです。
10月14日に放送された「わたしが住むのは宝島」、ご覧いただけましたか?

番組の中で、みさきさんや弟くんたちの宿題を手伝ったり、遊んでくれていた
"みっちゃん"こと通子さんから、番組宛てに絵手紙が届きました。

101020111301.jpg

お辞儀をしているイラストは、通子さんご本人です。
とっても似ていらっしゃる!
ディレクターすぎうら によると、通子さんはとても手先の器用な方だとか。
そう言えば・・・運動会の前日、みさきさんと通子さんは工作をしていましたよね。

mimi.jpg

工作好きな ふくしま は、(何を作っているんだろう?みっちゃんのお家に行って
一緒に作りたい!)とこのシーンをうらやましく見ていました。

みさきさんと通子さんが作っていたのは、祝島に残る伝統的な練塀(ねりへい)と
いうのものだそうです。海の波で洗われて丸くなったゴロタ石を積み重ね、
練った泥土や漆喰で固めて作られた防風防火用の塀で、祝島のあちこちで
見ることが出来るんですって。デザイン的にもステキな塀ですね。

通子さん、絵手紙ありがとうございました!

投稿者:番組スタッフ | 投稿時間:11:41 | カテゴリ:おたより | 固定リンク

明日のカラフル!はお菓子が大好きな男の子が主人公


 「拝啓 体重くん」(セルビア)serser.jpg

ぼくは11歳で体重60キロ
「やせないと大変なことになる」って言われた
チョコもビスケットも禁止!? 
マジつらい


今回はセルビアの男の子が主人公です。

セルビアについての情報をくれたのは、
スロヴェニア人のボシティアン・ベルタラニッチュ(Bostjan Bertalanic)さんです。
ベルタラニッチュさんは、現在、東京大学の大学院に在籍中で、
今回のセルビア語の翻訳作業を手伝ってもらいました。

                         ひとことメモ①unapa.gif
番組の中で主人公の一人が
悩みを投稿する
雑誌「ザバヴニク」について
この雑誌は正式名称を
"Politikin Zabavnik
(ポリティキン・ザバヴニク)"といって、
ベルタラニッチュさん自身も子どもの頃
よく読んでいました。
特に「ミステリー」のページが
好きだったそうです。

ベルタラニッチュさんも、今回の主人公と同じように、
子どもの頃にこの雑誌に悩みを相談する手紙を一回書いたことがあり、
プレゼントにアクションヒーローの人形をもらったとのことです。
セルビアでは子どもだけでなく
大人にも人気の国民的雑誌(週刊誌)のようです。

ser.jpgunapa.gif ひとことメモ②
「太っている」ことに対するセルビアの
考え方について
番組では、やせている主人公の一人が
太ることを目指します。
そのことについて、ベルタラニッチュさんに
尋ねてみました。

セルビアを含む旧ユーゴスラヴィア全体に
共通している考えとして
「田舎のほうは大きい体がいいという
価値観が今もある。
特に農業をやっている人は、みんな体が大きく、
体力がある人が尊重されている。
一般に"太いほど健康的だ"という考えがある」とのこと。
ただ、都会では、
日本のように"太っているのはよくない"という考えの人が
圧倒的に多いそうです。
ベルタラニッチュさん自身も痩せていた時は、
スロヴェニアの故郷に戻ったときに、
家族だけでなく近所の人からも「太りなさい」とよく言われたことがあるそうです。

ちなみにベルタラニッチュさんは、イタリア系スロヴェニア人で、
母国語のスロヴェニア語以外に、セルビア語、
クロアチア語(旧ユーゴスラビア)と、イタリア語、英語、
スペイン語、フランス語ができるという超マルチリンガルです。
今後も情報をお願いするかもしれません。お楽しみに。
 ci.jpg

投稿者:番組スタッフ | 投稿時間:14:20 | カテゴリ:お知らせ | 固定リンク

明日のカラフル!は宝島に住む女の子が主人公


明日のル!は、misakiuna.jpg
      「わたしが住むのは宝島」。

     小さな島に住んでる
     魚も捕れるし、島の人もやさしいし
     ずっとこの島にいたい。けど・・・



みなさんこんにちは!ディレクターのすぎうらです。
今回、取材先の子どもたちから
アンパンマンの"ジャムおじさん"と呼ばれていました。
そんなおじさんでもない(はず)だし、顔も似ていない(はず)なのに、
なぜかそう呼ばれていました。
さびしい今日この頃です。

さて、今回の主人公は小学6年生の女の子、みさきさん。
暮らしているのは山口県の瀬戸内海に浮かぶ
祝島(いわいしま)という小さな島です。
小学生は4人しかいません。
しかもそのうち3人はみさきさん本人と弟2人です。

ebesu.jpg         手前左から 小学校4年生の龍真(りゅうま)くん
                  小学校2年生の和馬(かずま)くん
                  小学校6年生のみさきさん
         奥は、お父さんの聡(さとし)さん

島にはスーパーもコンビもありません。
もちろん、カラオケやゲームセンターなどもありません。
でも、みさきさんは「毎日がすごく楽しい!」と言います。
どうしてそう思えるんだろうと取材をしていくと、
そのわけは、豊かな自然と
いつもやさしく接してくれるお年寄りたちにあることが分かりました。

家から歩いて30秒のところにある海は、
底まで透けるほど美しく、波も穏やか。
チヌ(黒鯛)や小魚と一緒に泳げます。
夏の間、みさきさんたちは毎日のように海で遊んでいました


oyogumisaki.jpgまた、石壁で囲われた細い路地はかくれんぼや鬼ごっこにぴったり。
末っ子の和馬君は器用に石の塀をつたって進む技(?)を披露してくれました。

そしてみさきさんたちをいつも温かく見守ってくれるのが
島のお年寄りたちです。
一緒に野球をしてくれたり、工作をしてくれたりと
みさきさんたちにとってお年寄りたちは家族のように身近な存在でした。

そんな祝島で、私は取材やロケのために2週間あまり過ごしましたが、
ずっといたくなるほど素敵な島でした。

minnade.jpgとはいえ、島で暮らすのはいいことばかりではありません。
最近、みさきさんはちょっぴり不安を感じながら日々すごしています。
詳しくは番組を見てください。みさきさんの気持ちを考えて、
自分のことも考えてもらえたらうれしいです。

cameranozokumisaki.jpg最後に、ロケの間みさきさんは
暇があればテレビカメラの操作法などを
カメラマンに聞いていました。
写真や映像関係の仕事に
関心があるみたいで、
カメラを操れるようになりたかったみたいです。
(残念ながら
実際に操作することはできませんでしたが・・・)
将来、カメラマンになって
祝島の素敵な映像を残してくれたら
最高ですよね。

 

 

unapa.gifそれでは今回も一口メモです。
番組では時間の都合で
紹介できなかったのですが、
実は祝島はある話題で
30年あまりにわたって
注目を集めてきました。
それは原子力発電所(原発)の
建設問題です。
建設予定地は
祝島から4キロ隔てた対岸。
建設を進めようとする電力会社はもちろん、
環境に影響はないと説明しています。
しかし、多くの祝島の人たちは自分たちが大切に守ってきた海に何かあったら、
取り返しがつかないとずっと反対しています。
毎週月曜日には島民が集まって原発に反対するデモ行進を今も続けています。
genpastu.jpgみさきさんはお父さんや
仲のいいお年よりたちが
暑い日も、
雨の日も
反対運動をする姿を見て
育ってきました。
原発の建設問題について
どう思っているのか、
みさきさんにたずねると
「どうすればいいか
分からないけど、早くみんなが穏やかに暮らせるようになればいい」
と言っていました。

isolaimportante.jpg

投稿者:番組スタッフ | 投稿時間:16:01 | カテゴリ:お知らせ | 固定リンク

メールありがとうございます


昨夜放送したル!レーサー」放送終了後に、
小学3年生のまゆなちゃんからメールが届きました。

 カラフルをときどき見ています。
 ぐうぜん今日みていたら私と同じ病気の女の子のお話でした。
 ソフィーの気持ちがとてもよくわかります。
 いらいらしたり、ちからがはいらなくてうまくできなかったり・・・
 クラスの子にサボってる、とか わかってもらえなくていやだけど、
 病気でも夢にむかって頑張っているソフィーを見て
 わたしも頑張ろうと思いました。
 私の夢はお医者さんになることです。
 ソフィーも頑張ってください。
 まだまだ私は薬を飲まないといけないけど
 いつかソフィーみたいに病気 が落ち着けばいいな。

まゆなちゃん、ぐうぜん見てもらえて嬉しいです。
まゆなちゃんの病気が一日も早く良くなりますように。
そして、ル!スタッフ一同が願うのは・・・・

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投稿者:番組スタッフ | 投稿時間:16:30 | カテゴリ:おたより | 固定リンク

ご指摘にお答えします


番組宛に、お便りがありました。

letteranuo.jpg上のご指摘に対して、番組を制作統括する福井徹がお答えします。
                               (以下 福井 記す)

まず、はじめに是非とも申し上げたいことがあります。
カラフル!の最も根本的なコンセプトは、
「子どもたちの声に真摯に耳を傾ける」ことです。
これまで、国内だけでも30人ほどの色々な子どもたちを主人公にしてきましたが、
常に子どもたちの本当の気持ちに迫ろうと最大限の努力をしてきました。
したがって、
「相手が子供だから真剣に接していないのでしょう。」
といわれることは、身を切られる想いです。
番組をご覧いただければ、
子どもと真剣に向き合っていることは伝わると考えていましたが、
そうでなったのが残念でしかたありません。
私たちの制作能力の至らなさだと思います。
今後は、より精進し、私たちの本来の気持ちが伝わるようにしたいと思います。

「陰気な声」とのご指摘ですが、
それぞれの子どもたちに惚れ込んだディレクターやカメラマンが質問しています。
それぞれの声質の問題もありますが、
みなカメラの横から質問しているという撮影上さけられない事情もあります。
当然、マイクは子どもたちに向いているので、
場合によっては、声がより低く聞こえたり、不鮮明だったりします。
聞き取りにくいときには、字幕でフォローをしています。
ただ、学校向けにも放送しているため
視聴者のなかに多く含まれる小学生が字幕をうまく読めない可能性もあるので、
できるだけ音声も残すようにしているのです。

ご指摘の通り、外国(主にヨーロッパ)制作分には、
あまりディレクターの質問の声が入りません。
このシリーズは、各国のテレビ局が独自に制作した番組を持ち寄っています。
したがって、質問に限らず、テーマのとらえ方、撮影方法、
編集方針、音楽の付け方など、様々な点で異なります。
その点でカラフル!なシリーズになっていると自負してます。

次に、質問の内容が「失礼だ」というご指摘についてです。
子どもたちと気持ちを一つにして、子どもたちの目線で世界を見たとき、
自然と出てくる疑問や共感を大切にしています。
「ずっと馬とくらしたい」では、
馬糞の掃除を手際よくこなす主人公をみて感心したディレクターは
自然と「嫌じゃないの?」と尋ねました。
また、早朝と夕方、黙々と馬の世話をする様子をみて、
馬にかける主人公の想いを知ったうえで、
あえて「世話が飽きることはないか?」と聞くことで、
「毎日、馬にさわれることが幸せ」という気持ちを聞き出しました。

説明が長くなり失礼しました。
ただ、「子どもと真摯に向き合うことを愚直にやろう」という私たちの姿勢を
ご理解いただきたかったのです。
ご指摘ありがとうございました。

投稿者:番組スタッフ | 投稿時間:18:35 | カテゴリ:おたより | 固定リンク
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明日のカラフル!の主人公はF1レーサーになりたい女の子


macchina.jpg明日のル!は「レーサー」。

 わたしの夢はF1のレーサーになること。
 重い病気になって「無理だ」と言われた。
 でも、絶対に夢はあきらめない。


Image050.jpg


主人公の吹き替えををやった
薗さんからのメッセージです。

主人公のソフィーは夢にむかって突き進む
強い子だなと思って感心しました。
わたしは、いま、中学受験がおわって、
ダラーっとした時間を過ごしているので、
これじゃだめだと思いました。
わたしの夢は、テレビのアナウンサーなので、
それにむかってがんばっていきたいと思います。

ちなみに、目標はフジテレビの中野アナウンサーだそうです。

ところで、薗さんはお姉さん役の小山さんともに
夏のNHK東京児童劇団の公演に出演しました。
その感想は・・・
薗さん「みんながんばって、満足です。
家族には、手がもじもじしてたって言われたけど・・・」
小山さん「終わってすぐ親にいわれたのは、セリフが早すぎるでした。
あとは「普通によかった」と言われました。
私としては、練習は長かったけど、とても楽しかったです。


このお芝居を、わたし(プロデューサー・ふくい)も見たのですが、
総勢100人の子どもたちが、みな生き生きと演じているのが、
なにかとても心にきました。

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それでは前回から始まった「ひとくちメモ」。

今回の主人公・ソフィーは
9才で病気になります。
その病気とはリウマチの一種、
「若年性皮膚筋炎」。


小児リウマチ国際研究機関と小児リウマチヨーロッパ協会のHPによると、
この病気は「自己免疫疾患とよばれる病気のなかの一つです。
免疫の異常な反応が原因で、
感染が起こっていないのに体の中で炎症が起こってしまいます。
皮膚筋炎では、筋肉と皮膚にあ る非常に細い血管内で炎症が起こるために、
筋力低下や筋肉痛が主 にお尻や肩の周囲にみられたり、
皮膚の症状(皮疹)が、顔やまぶたの上、
指の付け根、肘、膝の皮膚になどがみられたりします。
この病気は子供にも大人にもみられます。
もしも皮膚筋炎の症状が16歳以前に見られた場合は
若年性皮膚筋炎JDMと呼ばれます。
」となっています。
発生率は10万人に4人と、まれな病気で、
番組のなかで主人公のソフィーは一時的に絶望的になっていますが、
薬でコントロールすれば治るとされています。
ただ、まれに後遺症が残ったり、悪化することもあるようです。
ソフィーは薬が効いているようですが、まだ「経過監視中」ということです。

オランダから届いた「レーサー」、是非ご覧ください!

for.jpg

投稿者:番組スタッフ | 投稿時間:12:25 | カテゴリ:お知らせ | 固定リンク
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