2022/1/12
2021年 セミ大調査 ご報告(補足編)

2021年6月~10月に集まった50961件のセミの報告を詳細に見た結果をお知らせします。
種類別累計(TOP2)
クマゼミとアブラゼミの報告の件数を時系列に並べたグラフです。
一般的に、アブラゼミはゆるやかに出現するのに比べて、クマゼミは一斉に現れると言われています。今年の報告では、クマゼミが先に出現し、8月に入ったころにアブラゼミも増え始めました。
「日本セミの会」によると「セミは種によって出現する時期が異なる。同じ地域でも、クマゼミとアブラゼミの両種が生息する場所では,クマゼミの方が早く出現することが多い。クマゼミは暖かい地方ではより早く出現する。ちなみに、沖縄では6月から現れる」とのことです。
報告数TOP6以下
報告件数TOP6以下のセミはこちらです。
また、報告がなかったセミはクロイワニイニイ、イワサキクサゼミでした。見つけた方は来年度、ぜひご報告ください。今回は沖縄からの参加が少なかったですが、本州にはいないセミがたくさんいるので、来年度に期待です。
種類別累計(TOP2以下)
こちらは種類別に、いつ報告されたかを表したグラフです。
ニイニイゼミは7月上旬から報告が届きはじめ、9月まで続きました。一方で、山地に住むエゾゼミは8月に入るまでほとんど報告がありませんでした。
時期によって聞こえるセミの声が違うことが今回の報告でも見えてきました。