2021/6/16

「変な場所」にあるビワの木は、

どこからきたのでしょうか?

樋口広芳(東京大学名誉教授)

初夏、公園や緑地を歩いていると、ビワの木が黄色い大きな実をたくさん付けているのに気がつきます。電車の窓から外をながめていても、同じような光景に出会います。黄色く熟したビワの実は、とてもおいしそうに見えます。

 

でも、よく見ると、そうしたビワの木が、ちょっと変なところに生えているのに気づくことがあります。庭から外に出たところにひょいとあったり、雑木林のへりにほかの木々と混じっていたり、はたまた電車の線路のわきにあったりします。こうした場所のビワの木は、庭や公園などのものとは違って、人が植えたものだとは考えられません。

 

では、そうした「変な場所」にあるビワの木は、どこからきたのでしょうか?だれかが運んだのだとしたら、それはだれなのでしょうか?

 

ビワの木は、めずらしい植物ではありません。身近なところにあります。黄色い大きな実がたくさんつけば、とても目立ちます。みなさんの多くの目で見て、どのようにしてそこに生えるようになったのか、だれが「犯人」なのか、目的は何なのか、一緒に調べてみませんか?ちょっと気をつけて見てみれば、謎の解明につながる情報が得られるに違いありません。