あなたの庭の土が地球を救う!?「地球冷却微生物を探せ」プロジェクト

あなたのお庭の土が、地球温暖化を抑えられるかもしれない、なんて、わくわくしませんか?
年々、夏の暑さが厳しくなり、地球温暖化の問題もより身近に感じられるようになってきています。今年も日本全国で35度を超える猛暑日が続いています。
東北大学の南澤先生は、そんな喫緊の課題である地球温暖化を抑えるための新たな可能性を研究しています。
その鍵となるのは、なんと・・・「微生物」!
南澤先生が主催している「地球冷却微生物を探せ」プロジェクトでは、地中に生息している温室効果ガスN₂O(一酸化二窒素)を無害化し、消去する微生物について研究されています。
N₂Oって何?
温室効果ガスと言えば、CO₂(二酸化炭素)が有名ですね。しかし、温室効果ガス全体に占める割合は少ないながらも、N₂OはCO₂の300倍もの温室効果をもたらします。そのため、N₂O排出の削減は急務とされています。
N₂Oは、わたしたちの身の回りの「土」が主な発生源のひとつです。肥料などに含まれているアンモニウムイオンや硝酸イオンは、土の中に生息している様々な微生物によってN₂Oに変換されます。
そんな中、数は少ないながらも地中で発生したN₂Oを消去できる微生物も存在しています。
南澤先生のプロジェクトでは、その中でもより高いN₂O消去能力 をもった微生物を探し出し、「地球冷却微生物」として 大気中の N₂O削減に貢献できるように研究を進めているのです!
どうすれば「地球冷却微生物」は見つかるの?
「地球冷却微生物」の生態を明らかにするためには、できるだけたくさんの「土のサンプル」が必要です。南澤先生のプロジェクトでは、これまでに、日本全国の市民の方々と協力・連携することで1600点以上の多様な「土」のサンプルを集め、その分析を進めてきました。
そこで、今回シチズンラボでも日本全国から「土」を大募集!
北は北海道から南は沖縄まで、畑・農地・牧場、そしてご家庭のお庭などなど・・・
バリエーション豊かな133の土のサンプルをご提供いただきました!
集まったたくさんの土サンプルの中から、「地球冷却微生物」は見つかったのか!?
調査の結果は、8月18日(金)19:30から放送の「今夜みんなで大発見!?シチズンラボSP」で明らかになります!ぜひ、ご覧ください。