2022/8/18

みんなの「あ」 平均化プロジェクト

みんなの手書きの「あ」を集めて

平均するとどうなる?

 

手書きの文字って、その人の個性が出ますよね。丸っこかったり、角ばっていたり、活字のようだったり、読むのがかなり困難だったり…。人によってバラバラの文字をみんな集めて平均化するとどんな字になるんでしょうか?

 

手書きの文字や絵の平均化を研究してきた明治大学の中村聡史さんは、何百人もの人たちの「あ」を集めると‟理想的”な「あ」になるのではないかと予測します。

 

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(中村聡史さん)

 

「まだ誰もやったことがないのでどうなるか分かりませんが・・・、多くの人が理想とする「あ」が頭の中にあって、そこからみんなそれぞれにブレていると思っています。ですから、みんながブレているのを平均化するとブレがなくなって綺麗な「あ」になるんじゃないかと予想しています。膨大な数の人の平均的な手書きは何を意味するのか、その平均からのずれは何を意味するのか、これを明らかにするのは学術的にも価値があると思います」。

 

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(こんなソフトを使って文字や絵を平均化するそうです)

 

 

みなさんは、どんな「あ」が できあがると思いますか?

 

シチズンラボでは、みなさんの「あ」を大募集中。

商店街でも、八百屋さんでも、高校でも、のど自慢の会場でも沢山の「あ」を集めています。

 

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あなたの「あ」も、こちらから登録することができますよ!

みんなの「あ」平均化プロジェクト 参加はこちらから
 (※NHKのサイトを離れます)

 

 

そして、みんなの平均の「あ」は一体どんなものか。

8月22日夜7時半から放送の

「今夜みんなで大発見!?シチズンラボ生放送SP」で明らかになります。

番組情報はこちら

 

 

 

 

文字をどうやって平均化するの?

 

実は、中村さんの文字の平均化のやり方では数学が大活躍します。

 

簡単に言うと

 ①手書きの文字をいくつかの線が集まったものと見なして、

 ②それぞれの線を数式で表し、

 ③その式を平均する、

 

となりますが、より具体的に言うと・・・

 

 

【①について】

例えば、平仮名の「あ」は3画なので3本の線の集まりと見なすことができます。横の線と縦の線、そしてクルっと回る線の3本です。

 

【②について】

少し難しいですが、フーリエ級数展開という手法を使うとどんな曲線でも数式で表すことができます。具体的に言うと、三角関数の足し合わせで表すことができるんです。

 

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(手書きの「波線」を数式で表すとこうなります)

 

 

【③について】

例えば y = ax+by = cx+d という数式の平均は、2つの式を足して2で割った y = (a+c)/2 x + (b+d)/2 となります。つまり、線を数式に変換できれば、複数の線の平均が分かるんです。「あ」の場合、3つの線をそれぞれ数式で表し平均すると、平均された「あ」ができるというわけです。

 

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左の「あ」と右の「あ」の平均したものが・・・

 

こちら↓

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