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子どもをひとりぼっちにしない地域に ~特集番組「ふるさとグングン!」から~

子どもをひとりぼっちにしない地域に ~特集番組「ふるさとグングン!」から~

2017年5月10日更新

さまざまな辛さを抱える子どもたちを地域で支えるには?
子どもが主役の居場所づくり。

子どもは地域の宝。しかし実は、地域の中で孤立し、ひとりぼっちで悩んでいる子どもたちは少なくありません。
小中学校の不登校は増加傾向にあり、全国で15万人余り。また、夜、親が仕事に出ているなどの理由で、夕食を週4~5日以上ひとりで食べる子どもは、ふたり親世帯で約10人に1人、ひとり親世帯で約4人に1人に上ります。家庭の貧困のために就学援助を受けている子どもの割合は、全国で約6人に1人です。日常の辛さを誰にも打ち明けられず、家にも学校にも居場所を失って孤立し、中には、自ら命を絶ってしまう子どもたちもいます。10代の死因のトップは、自殺です。
子ども1人ひとりが安心して元気に過ごせる地域をつくるにはどうしたらいいのでしょうか?

子どもたちには“居場所”が必要

子どもの居場所づくりに取り組んでいる幸重忠孝(ゆきしげただたか)さんが、大阪・高槻市富田地区に向かいました。

子どもたちには“居場所”が必要

こどもソーシャルワークセンター代表の幸重忠孝さんは、各地で子ども達の居場所づくりに取り組んできました。高槻市富田(とんだ)地区では、孤立しがちな子どもたちを地域の住民が気にかけています。小学校で絵本の読み聞かせをする主婦、学習会を開く元教師…住民たちは、子どもたちが時間を気にせず語り合え、保護者も安心して子どもを預けられる居場所をつくるため、幸重さんとともに動きだしました。【3本シリーズの1本目です】

ふるさとグングン!
ひとりぼっちのいない町 大阪府高槻市富田地区
(2017年4月30日放送)

居場所づくりは“あるもの”を生かせ

みんなで協力して、子どもたちが安心して過ごせる居場所を作ろうと話し合いを始めた富田地区の大人たち。まずは、幸重さんがどのように子どもの居場所づくりを進めてきたか、滋賀県の視察に行くことにしました。

居場所づくりは“あるもの”を生かせ

高槻市富田(とんだ)地区の住民たちは、幸重忠孝さんが手がける子どもの居場所づくりの事例を学ぼうと、滋賀県大津市などを視察しました。大津市では、空き家を利用して子どもたちの放課後の居場所にしたり、日中はお年寄りが通うデイサービス施設を、夜は子どものフリースペースに活用。別の地域では、経済的に厳しい家庭の子どもに美容室が無料でヘアカットするなど、地域にあるものを活用して子どもの居場所をつくっています。【3本シリーズの2本目です】

ふるさとグングン!
ひとりぼっちのいない町 大阪府高槻市富田地区
(2017年4月30日放送)

みんなの力で子ども食堂をオープン!

地域の中にすでにある施設と人の力を組み合わせることで、子どもたちが地域に暮らすさまざまな人たちと出会い、「自分の居場所」だと精神的に安心できるところを作り出していく。幸重さんと滋賀県の人たちの取り組みを実際に見たことで、富田地区の住民たちは多くのヒントと勇気をもらったようです。さっそく、実行に向けた話し合いが始まりました。

みんなの力で子ども食堂をオープン!

大阪府高槻市富田(とんだ)地区では、住民たちが力を合わせて、地域の誰もが参加できる「子ども食堂」を開きました。地域の中学生たちも、小さな子どもでも遊べるゲームをつくったり、子ども食堂への参加を呼びかけるチラシをつくって小学校へ配ったりと、子ども自身が運営をサポート。子どもからお年寄りまで、誰もが一緒に食事を楽しみ、世代を超えて地域住民たちがつながる拠点が生まれました。【3本シリーズの3本目です】

ふるさとグングン!
ひとりぼっちのいない町 大阪府高槻市富田地区
(2017年4月30日放送)

子どもたちを中心に、地域のさまざまな人たちがつながり始めた富田地区。これから、息の長い活動へと発展していくことが期待されます。
地域に暮らす子どもをひとりぼっちにしない。それは、誰もが安心したつながりの中で生きていける地域をつくる第一歩になっています。