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地元学で地域を元気に ― 動き始めた大野地区の人たち~特集番組「ふるさとグングン!」から~

地元学で地域を元気に ― 動き始めた大野地区の人たち~特集番組「ふるさとグングン!」から~

2017年2月27日更新

「ないものねだり」から「あるもの探し」へ。地域の力を見つけて生かす「地元学」。

2016年10月8日に総合テレビで放送された「ふるさとグングン!」では、高齢化と人口減少に悩む山間の集落、熊本県山都町大野地区の地域づくりをとりあげました。その事例をもとに、「地元学」と呼ばれる地域づくりの手法をみていきましょう。

地域づくりは「あるもの探し」から始まる

大野地区は人口400人余りの半分近くが65歳以上の高齢者。色々なイベントなどを開いて頑張ってはきたものの、人口減少は止まらず、地域の存続が危ぶまれるまでになりました。地区の中心だった小学校も閉校になってしまい、住民たちは寂しさを感じていました。
「なんとか地域を もういちど元気にしたい」。そんな住民たちの思いを受けて大野地区を訪れたのは、熊本県水俣市の地域づくりをリードしてきた一人、吉本哲郎さんです。多くの方が苦しみ、亡くなった水俣病。吉本さんは、元市職員で、水俣の地域の再生をめざし、「環境」を旗印にしたまちづくりに携わり、その後も秋田から沖縄まで、100以上の地域おこしを支援してきました。
吉本さんの地域づくりの特徴は、「地元学」と呼ばれる独特の手法です。「ないものねだり」ではなく「あるもの探し」から地域づくりは始まるという吉本さん。大野地区では、どんな宝が見つかるでしょうか。

地元学で地域を元気に【1/3】地域の宝を探そう

高齢化と過疎化に悩む熊本県山都町大野地区。地域の中心だった小学校も廃校となり、住民たちは危機感を募らせています。しかし地域づくりの達人、吉本哲郎さんが地区を歩いてみると、さまざまな「宝」が見えてきました。豊かな湧水、そして、たくましく暮らしている個性的な人たち。「あるもの探し」から始まる吉本さんの地元学がヒントとなって、一人ひとりの力をあわせて地域を元気にしていこうという機運が生まれてきました。【3本シリーズの1本目です】

ふるさとグングン!
(2016年10月8日放送)

地域が丸ごと博物館に

これまで気付かなかった地域の魅力を発見し、自分たちにも何かできることがある、と感じ始めた大野地区のみなさん。そこで、吉本さんがこれまで地域づくりに携わった水俣市の地域再生の取り組みを視察しに行くことになりました。そこでは、地域の当たり前の暮らしを住民自らが観光客に紹介する、「地域まるごと生活博物館」という取り組みが行われています。背景には、多くの人たちが苦しんできた水俣病の経験がありました。

動画 「地元学で地域を元気に【2/3】水俣の経験に学ぶ

存続の危機にある熊本県山都町大野地区の住民たちが、地域づくりのヒントを得ようと訪れたのは水俣市。かつて水俣病で人々が分断され苦しんだ経験をばねに、環境と調和する地域づくりを一歩一歩進めてきたところです。14年前に「あるもの探し」をして発見した地域の宝に、いっそう磨きをかけてきた地区や、誰もが自由に集まって話し合える場を作った地区。逆境の時こそ笑いを大事にして、人と人がつながりあう地域を作ってきました。【3本シリーズの2本目です】

ふるさとグングン!
(2016年10月8日放送)

笑いの力で逆境を超える!

笑いを力にして逆境を乗り越え、地域の宝にいっそう磨きをかけている水俣市の人たち。一緒に笑い楽しんで、大野地区のみなさんにも大きな励みになったようです。さっそく大野地区の人たちも、足元の「あるもの探し」に動き始めました。

地元学で地域を元気に【3/3】動き出した地域づくり

「あるもの探し」から始まる吉本哲郎さんの地元学や、逆境をばねに地域を元気にしてきた水俣の取り組みに刺激を受けて、動き始めた大野地区の人たち。これまで気付かなかった地域の宝――豊かな自然がもたらす恵みを生かして、地域に楽しい場所を作ろうというアイデアが動き始めました。一人ひとりが自分にできることを考えながら、みんなで夢の実現に向かっています。【3本シリーズの3本目です】

ふるさとグングン!
(2016年10月8日放送)

大野地区のみなさんに、明るい笑顔が戻ってきました。それぞれができることから少しずつ。これまでの努力が実り、確かな何かが、地域に生まれつつあるようです。