NHKスペシャル「超・進化論」。科学ドキュメンタリーとドラマで、植物や昆虫、細菌などの微生物が作り上げる“生物多様性の本当の姿“を描きます。収録現場から、昆虫役・板垣瑞生さんのインタビューをお届けします。
Q.昆虫という役どころについて
板垣瑞生さん 昆虫役ってすごくワクワクするなと思っており、もともと虫や星の役を演じてみたかったんです。
最近やってみたい役ありますか?という質問で、虫とか星とかっていうことを言わせてもらう機会があって。実際、かなってみると、やっぱりとてもうれしいですね。
Q.虫が好き?
板垣瑞生さん カブトムシとか、最近でも捕りに行くぐらい好きだったりします。一緒に生きている感じはありますよね。たまに勝手に部屋にいたりとか、セミが入ってきちゃったりとか。意外と僕は全然抵抗感なくて、「おー!長生きしろよ」みたいな感じの仲です。
Q.昆虫を演じる上で意識したことは?
板垣瑞生さん 昆虫って、すごく変化する生き物だなと思ったんですよね。
人って、人に生まれてきたら人のまま終わるじゃないですか。赤ちゃんから大人にはなりますけど、それでも孵化(ふか)とかそういう段階って、やっぱりないから。いろんなものに変化できる、昆虫はそういう生き物なんじゃないかなとは思いましたね。
動きとかはもちろん、虫の特徴的な動きみたいなものも入るんですけど、虫ってすごく若々しいなと思って。寿命が短いから、今というこの一生をすごく一生懸命生きている。
それに、ずっと変化し続けるものって新鮮じゃないですか。で、もう一回生まれ変わるっていう時があるってなると、生まれ変わりっていうのが新鮮だなってすごく思うので。
いつまでも若いっていう「若さ」を、今回は意識しました。