目標17とは・・・
SDGsは2030年の理想の社会の姿を示しており、全ての実現には高い壁があります。壁を乗り越えるには、政策を進めたり、技術力を高めたり、人々の行動を変えたりするための取り組みを今以上に行うことがカギとなりますが、そのためには資金が必要です。世界全体で年間5〜7兆ドル、開発途上国においては3.2〜4.5兆ドルが必要だとみられています。開発途上国は貧困問題などSDGsの複数課題で先進国よりも遅れていますが、国の資金力が弱いため、先進国や国際機関が資金や技術で途上国に協力することが求められます。
国内でも、さまざまな協力体制を作ることが必要です。SDGsは幅広い課題を含んでおり、SDGsを合言葉に政府・企業・学術界・市民社会・若者といったステークホルダーが集まり、協力することで、今までにない新しい解決方法が生まれるでしょう。なお、新型コロナウイルス感染症拡大をきっかけにインターネットなどのICT技術の発展・普及によって、場所を問わずに交流することが可能となり、今後マルチステークホルダーのパートナーシップの加速が期待されます。
テキスト:慶應義塾大学SFC研究所 上席所員 和田恵
【目標17についてもっと知ろう】
おすすめ記事・動画をご紹介。
X(旧Twitter)アカウント「長濵ねるのSDGs日記」で連載中の長濱ねるさんの感想日記とあわせてご覧ください。
┕国際協力って、どんなことをしているの?求められる人材って?就活生が知っておくべきマストなニュースとあわせてJICAの人事担当者に聞きました。
■“恩送り”で社会は変わる!? ソーシャルビジネス 続出の理由
┕仲間同士の助け合いで「社会起業家」を支援する“ある取り組み”が注目されています。キーワードは『恩送り』です。
┕ウクライナの相撲選手団が、先月、愛媛で強化合宿を行いました。
戦火を逃れてきた選手たちとどう接するべきか。
「つらいからこそ、笑顔で迎えよう」
愛媛の人たちの答えです。
■“支援者を支援する” 日本にいてウクライナにできることとは
┕ロシアによる軍事侵攻が続くウクライナ。「現地で支援している人を支援する」活動を、東日本大震災での経験をもとに始めた人がいます。
この記事を読んだ長濱ねるさんの感想日記はこちら。
SDGsのうたを歌ってみよう!
『目標17 パートナーシップで目標を達成しよう』
SDGs のたくさんの目標たち
成し遂げるためには 力を合わせなくちゃ
いろいろな国や人たちが 壁を乗り越えて
それぞれの力を出し合おう
もっと素晴らしい世界
続いていくように
Sustainable Development Goals
SDGs わたしたちの目標
▶ほかの目標のうたはこちら