SDGs 目標14「海の豊かさを守ろう」について和田恵さんに解説していただきました。さらに目標14についてもっと知る記事や動画もチェック!
目標14とは・・・
海の中といえば、きれいな青い海の中で色とりどりの魚が生き生きと泳いでいる光景を想像する人が多いでしょう。しかし今、海は深刻な危機に面しており、そのような光景は失われつつあります。
海が抱えている課題は複数あります。まず、魚が獲られ過ぎていること。このままの状態が続けば、魚の種類や数が少なくなってしまいます。また、沿岸では肥料や下水などの排水によって富栄養化のリスクが高まっています。富栄養化によって海の魚やそのエサとなる生き物が生きるために必要な酸素が減り、生態系が壊れ、魚の大量死などにつながります。加えて、海洋汚染も深刻な問題です。事故による石油の流出はもちろん、プラスチック汚染も大きな問題です。海のゴミの80%は人間が生活で出しているゴミが河川などを通じて流入しているものです。海の中は見えませんが、私たちの陸上生活は海に大きな影響を与えています。
世界では30億人が海の恵によって生計を立てているなど、人類の生活は海によって成り立っています。そのため、海を保全することは人類を守ることを意味します。
テキスト:慶應義塾大学SFC研究所 上席所員 和田恵
【目標14についてもっと知ろう】
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SDGsのうたを歌ってみよう!
『目標14 海の豊かさを守ろう』
魚をとりすぎたら ゴミで汚れてしまったら
生きものがいない プラスチックの海になる
きれいな海がなかったら地球に暮らせない
透き通った海に 魚たち さんご礁
取り戻そう そして守っていこう
Sustainable Development Goals
SDGs わたしたちの目標
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