2022/11/15

SDGsの『目標13 気候変動に具体的な対策を』とは?

SDGs 目標13「気候変動に具体的な対策を」について和田恵さんに解説していただきました。さらに目標13についてもっと知る記事や動画もチェック!

 

 目標13とは・・・

 

 気候変動は近年もっとも注目されている環境問題の1つでしょう。気候変動の影響とみられる現象は既に現れはじめており、日本では大雨災害の深刻化や動植物分布の北上によって農業に被害を与える害虫の生息域拡大などが起こっています。気候変動問題への対応として、2015年にはパリ協定が採択されました。現在では日本を含む多くの国が今世紀後半にかけて温室効果ガスの排出を実質ゼロにすることを目指しています。

 気候変動対策には2種類あります。1つ目は気候変動の原因である温室効果ガス排出量を削減する「緩和」アプローチ、もう1つが気候変動によって引き起こされる被害(洪水や豪雨など)を軽減する「適応」アプローチです。いずれのアプローチにとっても、技術力の向上や気候変動に関する教育が欠かせません。

 なお、新型コロナウイルス感染症からの経済の落ち込みに対して、気候変動を中心とする環境対策投資を通じて景気を刺激する「グリーンリカバリー」が注目されています。

 

気候変動対策の2本柱:「緩和」と「適応」

 

 

 気候変動対策は大きく分けて2つの柱があります。1つ目が「緩和(かんわ)」、もう1つが「適応」です。「緩和」は、二酸化炭素(CO2)などの温室効果ガスの排出を削減することです。具体的には、発電時にCO2を排出しない再生可能エネルギーの拡大や、節電・省エネ、電気自動車(EV)の普及などが挙げられます。また、森林はCO2を吸収することから、森林を保全することも「緩和」に含まれます。
 気候変動による影響として、気温の上昇のほか、異常気象の増加が危惧されています。「適応」はそのような気候変動による悪影響を回避・軽減することです。集中豪雨などの災害への備えや、猛暑のリスクが高まることに対し熱中症予防などが挙げられます。加えて、「適応」には、高温でも育つ農作物の開発など新しい気候条件の利用も含まれます。
 気候変動の原因を少なくする「緩和」が最も重要な対策ですが、既にある程度の気温上昇は避けられない中では被害を最小限に抑えるための「適応」が不可欠です。

 

参考:国立環境研究所、環境省ホームぺージ

テキスト:慶應義塾大学SFC研究所 上席所員 和田恵

 


 

【目標13についてもっと知ろう】

おすすめ記事・動画をご紹介。
Twitterアカウント「長濵ねるのSDGs日記」で連載中の長濱ねるさんの感想日記とあわせてご覧ください。

 

■【記事】え、北海道にウナギ!?

∟絶滅のおそれが指摘されているニホンウナギの稚魚や幼魚が、これまで生息地とされていなかった北海道の川から相次いで見つかったと、東京大学や北海道大学の研究グループが明らかにした。北の大地で何が起きているのか。

 

■【記事】海の異変 しのびよる酸性化の脅威

∟あなたは知っていますか?いま、海の中で大変なことが起きているのを。深刻さを増している地球温暖化。原因とされるのは、人間の活動によって放出され続けている二酸化炭素。その増えすぎた二酸化炭素を、世界中の海が大量に吸収している。でも、そんな大切な海に、恐ろしい異変が起き始めている。「海洋酸性化」だ。

 

■【記事】海の温暖化の影響に直面する函館 スルメイカが激減 ブリが激増

∟“イカの町” 北海道・函館。名産のスルメイカの漁獲量は全国でも1、2を争ってきました。しかし、この10年で10分の1に減少。一方で、大量にとれるようになったのが、これまで主に西日本で水揚げされてきた暖水系の魚・ブリ。 「海がおかしくなっている!」。取材した漁師たちが口をそろえて語った言葉です。これまで経験したことのない“海の異変”が北の海に生きる人々の暮らしに深刻な影響をもたらしていました。 (クローズアップ現代ディレクター 倉持大地)

 

■【記事】音楽の力で訴える気候変動の危機

∟SDGsの17の目標のなかに、「気候変動に具体的な対策を」という目標があります。深刻化する気候変動に危機感を覚えた若者たちが立ち上がり、あるイベントが開かれます。それは、気候危機を訴える音楽イベント。「気候危機に取り組む仲間を増やしたい」。20代の若者が中心となり、多くの人が参加しやすいイベントにできればと考え、企画しました。

この記事を読んだ長濱ねるさんの感想日記はこちら。

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■【記事】浸水エリアで増える住宅 増加の上位10県は?

∟NHKは全国の浸水想定区域のデータと国勢調査のデータを使って、建物の1階が水没するリスクがある場所の人口変化を調べました。
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■【記事】日本が水素で負けるのか?

∟「世界に負けてしまいかねない」半導体や液晶パネルなど気が付いたら抜かれてしまったという苦い経験が背景に。
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■【記事】住民たちが作り出す地域密着型エネルギー

∟住民が主体となる地域密着型エネルギー事業。地域に循環と活力を生み出しています。
この記事を読んだ長濱ねるさんの感想日記はこちら。

0616_1800地域密着型エネルギー

 

■【動画】MEWE-2分で爆速SDGs-「AIアナの気候変動爆速実況」

∟SDGsってなに?何をすればいいの?そんな人にお送りする、爆速の2分間です。

 

■【記事】明らかになる『地球温暖化と“異常気象”の関係』

∟温暖化が進んでいなかったときと比べ、実際にどんな変化が起き、どのくらい被害が増えたのでしょうか。 自然災害の研究が専門の、京都大学防災研究所・中北英一教授にお話を伺いました。

 

■【記事】気候変動に備える 果物農家の挑戦

∟みかんやぶどうなどの果樹の生育には、気温が大きく関係しています。そのため、農家や産地も強く影響を受けるおそれがあります。愛媛県のミカンはすでに温暖化の影響とされる現象が起きていて、加工品としてしか出荷できないという事態も…。

 

■【記事】「命を守る行動を!」特別警報に緊急安全確保…どうすれば

∟大雨による土砂災害や川の氾濫、浸水、台風の接近時にニュースなどで耳にする「命を守る行動を!」という呼びかけ。被害に遭わないために、緊急時にどう避難し命を守ればいいのか。

 

■【記事】災害食をロスしない 備蓄と活用のコツ

∟被災地で命をつないだ人たちから、震災後「食」についての苦しい体験を聞いてきました。 次の災害に備えるために何が出来るのか。 きょうは改めて「食」を通じて、災害への備えについてお伝えします。

 

■【記事】“使える”二酸化炭素

∟二酸化炭素をいかに「出さないか」ではなく、微生物のエサや資源として「利用する」逆転の発想の技術開発の最前線に迫ります。

 

■【記事】“温泉発電”も!地下に眠るエネルギーで脱炭素

∟脱炭素に欠かせない再生可能エネルギー。地熱発電は有望な資源として注目が高まり、“温泉発電”などが世界に広がっています。

 


 

SDGsのうたを歌ってみよう!

 

『目標13 気候変動に具体的な対策を』

 

二酸化炭素を 人が出し続けると
地球を包み込んで 気温が上がっていく
大雨 洪水 海面の 上昇が起こる

 

二酸化炭素をみんなで減らそう
災害への対策もしっかりしながら

 

Sustainable Development Goals
SDGs わたしたちの目標

 

▶ほかの目標のうたはこちら

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