目標10とは・・・
SDGsの理念は「誰一人取り残さない」です。年齢、性別、障害の有無、人種、民族、出自、宗教、経済的地位、性的指向によって差別されず、全員が発展の恩恵を受けられる社会が望まれます。
2020年には人種差別に対する抗議活動「ブラック・ライブズ・マター」が世界中で広がりました。また世界で特に不平等な立場に置かれているのは、難民や移民です。2020年には世界の約320人に1人が難民であり、この割合は2010年から倍増しました。
国内においては、所得が低い人を支援して経済格差を小さくすることや、どのような立場の人でもあらゆる場面で平等な機会を得られるようにすることを通じて、平等の拡大を進める必要があります。また国同士の平等の確保もあわせて求められており、例えば国際会議で途上国の発言力の拡大や、途上国の人が出稼ぎ先の先進国から故郷にお金を送る仕組みづくりが求められています。
日本でも外国人の居住者が近年増えています。格差を小さくするとともに、人種などの多様性を受け入れ、強みにする取り組みが求められるでしょう。
テキスト:慶應義塾大学SFC研究所 上席所員 和田恵
SDGsのうたを歌ってみよう!
『目標10 人や国の不平等をなくそう』
生まれた場所 肌の色 性別や信じるもの
いろいろな人がいて いろいろな国がある
だけど世界の豊かさは平等じゃない
あらゆる人が 同じように
幸せのチャンスを 分け合えるように
Sustainable Development Goals
SDGs わたしたちの目標
▶ほかの目標のうたはこちら