2023/8/1

SDGsの『目標5 ジェンダー平等を実現しよう』とは?

SDGs 目標5「ジェンダー平等を実現しよう」について和田恵さんに解説していただきました。さらに目標5についてもっと知る記事や動画もチェック!

 

 目標5とは・・・

 

 社会・経済の持続的な発展のためには、全ての人が性別に縛られず、自分らしく生き生きと活躍することが必要です。しかし、残念ながら、世界の人口のおよそ半分の女性が十分に活躍できていません。

 例えば、途上国ではまだ幼い女の子が結婚させられていることが課題です。これは女の子の学習機会を奪って将来の選択肢を狭めることや、早すぎる妊娠による身体への大きな負担につながります。この割合は過去10年間で15%減りましたが、新型コロナウイルス感染症によって学校が閉鎖し、また家庭が経済的なショックを受けたことで、早すぎる結婚が再び増えるおそれがあります。

 さらに、日本は世界の男女格差のランキング(「ジェンダーギャップ指数」、2023年)において146カ国中125位であり、先進国の中で最低レベルでした。これは政治や企業で女性のリーダーが少ないためです。

 

テキスト:慶應義塾大学SFC研究所 上席所員 和田恵

 


 

【目標5についてもっと知ろう】

おすすめ記事・動画をご紹介。
X(旧Twitter)アカウント「長濵ねるのSDGs日記」で連載中の長濱ねるさんの感想文とあわせてご覧ください。

 

【記事】女性管理職も男性育休もアップ!北九州市のジェンダー改革

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福岡県の北九州市役所は、15年前からジェンダー平等の取り組みを進め、女性管理職の割合が上昇、男性育休の取得率は6割にも上ります。NPO法人の子育て支援ランキングでは政令市トップの常連になるまでに。どうやって生まれ変わったのか、市役所の歩みを取材しました。(NHKスペシャル「“男性目線”変えてみた 第2回 無意識の壁を打ち破れ」より)

この記事を読んだ長濱ねるさんの感想日記はこちら。

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【記事】議会のFIFTYを目指す ジェンダー平等は票にならないと言われ

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今回の統一地方選挙では、地方議会の女性当選者の割合が過去最高の約20%になり、東京・杉並区や武蔵野市では50%以上となった。しかし、こうした議会はまだ少ないと、女性たちの割合を50%にしようと活動している団体がある。「FIFTYS PROJECT」だ。女性議員になるための障壁とは…

 

【記事】女性の割合55.6%の市議会 過半数達成の背景は 千葉・白井市

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世界経済フォーラムが6月に発表した世界各国の男女間の平等について調べた最新の報告書では、日本は政治参加の分野で格差が大きく、調査対象となった146か国中125位となり、去年の116位から後退しました。国会の女性議員の割合はなかなか増えないものの、今回の統一地方選挙では、一部の市区町村で女性議員の数が男性議員を上回りました。なかでも、女性議員の割合が一番高くなったと注目されているのが、千葉県白井市議会です。なぜ、白井市は女性議員を増やすことに成功したのでしょうか。

 

【記事】「女性目線」がもたらす変化 北欧スウェーデンの多様性に配慮した街づくり事例

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ジェンダー平等の先進国・スウェーデンでは、“男性目線”が多かった意思決定の場に“女性の目線”が入ることで、多様性に配慮した街づくりを実現しています。さまざまな政策や施策が、男女平等の視点で見直された結果、社会全体に良い変化が起きています。(NHKスペシャル「“男性目線”変えてみた 第2回 無意識の壁を打ち破れ」より)

 

【記事】ジェンダー平等 日本125位に後退 政治参加の分野で格差大きく

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世界各国の男女間の平等について調べた調査で、日本は政治参加の分野で格差が大きく、調査対象となった146か国中125位となり、去年の116位から後退しました。

 

【記事】職業のジェンダーギャップ 性別をこえて働くには

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保育士、看護師、ITエンジニア・・・職種によって大きく異なるのが男女の割合。背景には何があるのか?どうすれば改善につながるのか?職業のジェンダーギャップをめぐる現場を取材しました。

 

【記事】女子学生が足りない!? 大学入試に「女子枠」の動き

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大学の工学部で「女子枠」をもうけて、女子学生に入ってもらおうという動きが広がっています。その背景とは?

 

【記事】月経前症候群PMSや更年期症状 働く女性の半数が不調 対処法は

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国が定める3月1日からの「女性の健康週間」を前に、大手製薬会社が調査したところ働く女性の半数が生理前や更年期症状による不調を感じていることがわかり、産婦人科の医師が対処法や早期の治療を呼びかけました。

 

【記事】教えて先輩!「ReBit」代表理事 藥師実芳さん「LGBT」でくくる必要がない社会を

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なぜ、LGBTという名称でひとくくりにするのか。当事者たちを取り巻く現状は。LGBTのキャリア支援を続ける藥師実芳さんに聞きました。

 

【記事】Vol.21 地方で暮らすLGBTQの私たち

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これまでなかなか焦点があてられてこなかった、地方に住むLGBTQの人たち。NHK松江放送局では当事者の様々な声を取材しました。

 

【記事】返却された婚姻届 結婚の平等を求めて

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2022年6月、大阪地方裁判所で同性どうしの結婚ができない現状は憲法に違反しないという判決が出ました。 原告となった一組の女性どうしのカップルは同じ屋根の下で10年以上、共に互いを励まし、支えあって暮らしています。 結婚の平等を求め、共に安心して暮らせる社会をめざして歩み続ける2人を取材しました。

 

【記事】「夫が女性になりました ~家族のカタチを求めて~」Vol.45

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「夫から女性になりたいと打ち明けられたのは結婚後のこと」そう話す永田香織さん。夫のLGBTQカミングアウトをどう受け止めたのか話を聞きました。

この記事を読んだ長濱ねるさんの感想日記はこちら。

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【記事】管理職だった私が更年期の症状が原因で退職した話

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更年期症状のため、退職に追い込まれる「更年期離職」。寄せられた2人の声をご紹介します。

この記事を読んだ長濱ねるさんの感想日記はこちら。

更年期記事 ねるさん感想

 

【記事】大人にこそ知ってほしい「性」のこと

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「妊娠や避妊、生理など性の基本的なことを知らない大人はたくさんいる」こう話すのは、性教育ユーチューバーで助産師のシオリーヌさんです。大人になるってどういうこと、性のことについて、詳しく聞きました。



SDGsのうたを歌ってみよう!

 

『目標5 ジェンダー平等を実現しよう』

それぞれの身体に それぞれの心がある
その違いだけで
生きやすかったり 生きにくかったり
例えば女性に活躍のチャンスがなかったり

 

それぞれのジェンダーにかかわらず
好きな道を選んで歩めるように

 

Sustainable Development Goals
SDGs わたしたちの目標

 

▶動画はこちら

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