2022/10/20

SDGsの『目標2 飢餓をゼロに』とは?

SDGs 目標2「飢餓をゼロに」について和田恵さんに解説していただきました。さらに目標2についてもっと知る記事や動画もチェック!

 

 目標2とは・・・

 

 世界では栄養不足状態に陥っている人は2019年に6.5億人いましたが、新型コロナウイルス感染症をきっかけに2020年には7~8億人にまで増えたとみられています。栄養が足りなければ、健康に悪影響が出て、働くことや学ぶことといった生活が難しくなるでしょう。さらに子どもが飢餓状態になると、発育に悪影響が出ますし、また出産年齢にある女性にとっては安全な出産を妨げる要因になります。

 飢餓を終わらせるためには、農業を持続可能なものにして食料を安定して生産・確保することが必要です。これには、単純に生産量を増やすだけでなく、干ばつや洪水による農業への被害を防ぐといった災害への適応能力を高めることも必要です。

 なお、日本でも生活が苦しくて十分な食料を得られない人がいます。特にコロナ禍においてその課題が深刻化しました。これに対して、企業や個人から食料を集めて無料で提供する「フードバンク」や、おなかをすかせた子どもへの食事の提供などを目的とする「こども食堂」といった取り組みがあります。

 

テキスト:慶應義塾大学SFC研究所 上席所員 和田恵


【目標2についてもっと知ろう】

おすすめ記事・動画をご紹介。

Twitterアカウント「長濵ねるのSDGs日記」で連載中の長濱ねるさんの感想日記とあわせてご覧ください。

 

■【記事】迫り来る“食料危機” 日本や世界の食はどうなる?

∟ロシアによるウクライナへの軍事侵攻に伴って小麦やとうもろこしなどの国際価格が急騰。日本や世界で広がる食料危機の現実です

 

■【記事】食品ロスに立ち向かえ!① ~四国から世界へ、元スーパー店員の挑戦~

「まだ食べられるのに捨てられてしまう食材」いわゆる「食品ロス」。
高まる食品ロス削減の声を受け、愛媛県でも今年、独自で調査した県内の年間の食品ロス量を発表した。この食品ロスをどのように減らしていくか?四国のスーパーで行われている取り組みを取材した。

この記事を読んだ長濱ねるさんの感想日記はこちら。

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■【記事】植物由来肉って広がるの?

∟アメリカではシリコンバレーの新興企業や最大手の食肉会社が市場に参入しています。

 

■【記事】食品ロスを減らせ!「もったいない」を「ありがとうに」

∟「食品ロス」。私たちは毎日、茶碗1杯分のごはんと同じ量を出している計算になり、その量は年間60キロにのぼります。「ああ、もったいない」で、終わらせるのではなく、おいしく加工したり必要な人に届けたりして「ありがとう」に変えていこうという動きが広がっています。


SDGsのうたを歌ってみよう!

 

『目標2 飢餓をゼロに』

ごはんを食べないと 栄養がなくなって
栄養がなくなると 生きる力が出ない
そして生きていけなくなる人が たくさんいる

 

世界のみんなが食べるものを
作り続けて 分け合っていけるように

 

Sustainable Development Goals
SDGs わたしたちの目標

 

▶ほかの目標のうたはこちら

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