仕事

働きざかりは、やっぱり長時間労働

今日、あなたはどのくらいの時間、仕事をしていましたか?
2015年の調査結果では、有職者の仕事時間(平日)は、7時間28分ですが、男性30~50代では、9時間を超えていました。(図1)

図1 仕事時間(有職者全体・男女年層別)2015年<平日>
図1 仕事時間(有職者全体・男女年層別)2015年<平日>図1 仕事時間(有職者全体・男女年層別)2015年<平日>
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次に、有職者全体の仕事時間(平日)の推移をみてみましょう。バブル崩壊後、1995年から2000年にかけて、働く人の仕事時間は増加しましたが、その後、2015年まで同じ水準のままとなっており、長時間労働の傾向が続いています。(図2)

図2 仕事時間の推移(平日・有職者全体)
図2 仕事時間の推移(平日・有職者全体)図2 仕事時間の推移(平日・有職者全体)
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さらに、仕事時間量の分布(平日)を見てみましょう。2000年代に入り10時間を超えて働く人が有職者の2割を超えました。さらに男性に注目してみると、10時間を超えて働いている人は、2015年には3人に1人にまでなっています。

図3 仕事時間量の分布(平日・有職者・男女有職者)
図3 仕事時間量の分布(平日・有職者・男女有職者)図3 仕事時間量の分布(平日・有職者・男女有職者)
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昨今「働き方改革」という言葉をよく聞きますが、働き盛りの男性はやはり長時間仕事をしている現実がデータから見て取れます。価値観の多様化によって、副業やダブルワーク、在宅勤務、ワークシェアリングなど、「新しい働き方」なども生まれつつある時代において、人々の仕事時間にも今後変化があるかもしれません。

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