
世論調査からみえる、家庭・男女のありかた

結婚するのは当たり前?生活の中心は家庭より仕事?正解なんてない選択肢からあなたは何を選ぶ?NHK放送文化研究所の世論調査「日本人の意識」の約半世紀分の時系列データで、家庭や男女の役割についての意識の移り変わりと、まさに今現在の「世の中」の意識をタテからヨコからご紹介します。
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Q1
- Q2
- Q3
- Q4
Q1人は結婚するのが当たり前? |
結婚するのが当たり前?
「するのが当然」
あなたと同じ人は ?%


- '93年
- '98年
- '03年
- '08年
- '13年
- '18年
結婚についての意識は、年齢によってどのくらい違うのか、2018年の結果を年層別に見てみましょう。何歳代の結果が知りたいですか?
結婚の考え方 年層別

10代の調査結果は16~19歳(以下同様)

10代(16~19歳)は、「しなくてよい」が83%と圧倒的に多く、「するのが当然」は9%です。
20代は、「しなくてよい」が83%と圧倒的に多く、「するのが当然」は16%です。
30代は、「しなくてよい」が88%と圧倒的に多く、「するのが当然」は10%です。
40代は、「しなくてよい」が85%と圧倒的に多く、「するのが当然」が11%です。
50代は、「しなくてよい」が72%と多数派、「するのが当然」が25%です。
60歳以上は、「しなくてよい」が52%、「するのが当然」が40%です。
「しなくてよい」という人はどの年層でも多数派ですが、40代以下では特に多く、いずれも8割を超えています。

- Q1
Q2
- Q3
- Q4
Q2結婚したら子どもは持つべき? |
結婚したら子どもは
「もたなくてよい」
あなたと同じ人は ?%


- '93年
- '98年
- '03年
- '08年
- '13年
- '18年
質問を始めた1993年には「結婚したら、子どもをもつのが当たり前だ」(もつのが当然)という人が多数派でしたが、2003年以降は「必ずしももたなくてよい」(もたなくてよい)という人が上回っています。
NHK文研
世論調査部
子どもをもつかどうかについての意識は、年齢によってどのくらい違うのか、2018年の結果を年層別に見てみましょう。何歳代の結果が知りたいですか?
結婚したら子どもは 年層別


10代(16~19歳)は、「もたなくてよい」が79%と多数派、「もつのが当然」は13%です。
20代は、「もたなくてよい」が77%と多数派、「もつのが当然」は21%です。
30代は、「もたなくてよい」が77%と多数派、「もつのが当然」は20%です。
40代は、「もたなくてよい」が74%と多数派、「もつのが当然」は20%です。
50代は、「もたなくてよい」が65%と多数派、「もつのが当然」は29%です。
60歳以上は、「もたなくてよい」が46%、「もつのが当然」は45%と意見が二分されています。
50代以下では「もたなくてよい」が多数派なのですが、60歳以上は意見が分かれています。

Q3女性は結婚したら・・・ |
結婚した女性は
「家庭に専念」
あなたと同じ人は ?%


- '73
年 - '78
年 - '83
年 - '88
年 - '93
年 - '98
年 - '03
年 - '08
年 - '13
年 - '18
年
女性は、結婚したら仕事をどうすべきか。1973年には20%しかいなかった「子どもが生まれても、できるだけ職業をもち続けたほうがよい」(育児も仕事も両立)が増え続け、2018年にはこの考えを支持する人が60%に達しています。
NHK文研
世論調査部
結婚後、女性が「家庭」「仕事」「育児」のバランスをどうとっていくべきかについての意識は、年齢によってどのくらい違うのか、2018年の結果を年層別に見てみましょう。何歳代の結果が知りたいですか?
結婚した女性は 年層別


10代(16~19歳)は、「育児も仕事も両立」が54%と約半数、ついで「子どもができるまでは働く」が34%です。
20代は、「育児も仕事も両立」が57%と多数派、ついで「子どもができるまでは働く」が35%です。
30代は、「育児も仕事も両立」が66%と多数派、ついで「子どもができるまでは働く」が28%です。
40代は、「育児も仕事も両立」が66%と多数派、ついで「子どもができるまでは働く」が27%です。
50代は、「育児も仕事も両立」が63%と多数派、ついで「子どもができるまでは働く」が31%です。
60歳以上は、「育児も仕事も両立」が56%と多数派、ついで「子どもができるまでは働く」が28%です。
「育児も仕事も両立」という人はどの年層でも5割台から6割台で、このうち30代と40代では7割近くと特に多くなっています。

Q4結婚したら名字は? |
結婚したら名字は
「当然、夫の姓」
あなたと同じ人は ?%


- '73
年 - '78
年 - '83
年 - '88
年 - '93
年 - '98
年 - '03
年 - '08
年 - '13
年 - '18
年
1973年には「当然、妻が名字を改めて、夫のほうの名字を名のるべきだ」(当然、夫の姓)が半数近くいましたがその後次第に減少、2018年には過半数が支持する意見はなく、意見が分かれています。
NHK文研
世論調査部
結婚後の夫婦の名字について考え方は、年齢によってどのくらい違うのか、2018年の結果を年層別に見てみましょう。何歳代の結果が知りたいですか?
結婚したら名字は 年層別


10代(16~19歳)は、「どちらでもよい」が43%、ついで「現状では夫の姓」「別姓でよい」がいずれも19%です。
20代は、「どちらでもよい」が43%、ついで「現状では夫の姓」が23%です。
30代は、「どちらでもよい」が45%、その他の3つの意見はいずれも10%代後半です。
40代は、「どちらでもよい」が43%、ついで「当然、夫の姓」「現状では夫の姓」がいずれも20%です。
50代は、「どちらでもよい」が35%、「当然、夫の姓」「現状では夫の姓」がいずれも20%を超えています。
60歳以上は、「当然、夫の姓」が40%、「現状では夫の姓」「どちらでもよい」がいずれも20%を超えています。
40代以下では、「夫婦は同じ名字を名のるべきだが、どちらが改めてもいい」(どちらでもよい)という人が4割を超えていますが、60歳以上では「当然、夫の姓」が多数派です。

男女による意識の違いなど、
もっと詳しく知りたい方はこちら!
「必ずしも結婚する必要はない」(しなくてよい)という人は、質問を始めた1993年は半数程度でしたが、次第に増加し、2018年には7割近くを占めています。
NHK文研
世論調査部