社会や政治に関する世論調査

厳しい将来に備えを ― 勉強を重視する親たち

~「中学生・高校生の生活と意識調査2012」から②~

NHKが2012年夏に実施した「中学生・高校生の生活と意識調査」の2回目となる今回の報告では、中高生の勉強への取り組みとそれをめぐる親の思いについて分析する。

中高生の学校外の勉強時間は前回調査の2002年までは減少傾向にあったが、今回は下げ止まっている。また、中高生に対して「一生懸命勉強すれば、将来よい暮らしができるようになる」と思うかたずねたところ、「そう思う」と答えたのは中高ともに8割近くに上った。10年前と比べると「そう思う」は大きく増えていて、勉強が将来の暮らしに役立つと考える中高生の増加が目立つ。

一方、親の多数が子どもの学力や将来の就職難を心配し、父母ともに7割が「子どもにかける教育費は惜しまない」と答えている。

さらに親の学歴や生活程度によって、教育費の負担についての考え方に違いがある。生活程度を低いと認識している親では「教育費は、家計の負担になっている」という人が多い。こうした人々の子どもは、塾に通っている割合が低く、勉強時間も短い。ただ、生活程度の認識が低い人でも6割程度が教育費は惜しまないと考えている。

世論調査部 村田 ひろ子