日本人の意識変化の35年の軌跡(1)

~第8回「日本人の意識・2008」調査から~

公開:2009年4月1日

社会や政治、経済、そして生活などについての人びとの意見や態度が長期的にどのように変化するのかを追跡することを目的に、NHKでは1973年から5年ごとに「日本人の意識」調査を行っている。昨年の6月に第8回を実施したことにより35年間におよぶ日本人の意識の変化および不変をとらえることが可能となった。今回は、家族・男女関係について報告する。

結婚観については、「必ずしも結婚する必要はない」と考える人が質問を開始した1993年の時点でも過半数であったが、98年にかけて増加し、今では「結婚するのが当たり前だ」を大きく上回っている。また、結婚していない若い人たちの男女関係については、「深く愛し合っている男女なら、性的まじわりがあってもよい」という人が大きく増えて多数となったが、この10年では変わらない。

結婚した女性が仕事をもち続けることについては、最近の5年間では変わらないものの、35年間でみれば、「結婚したら、家庭を守ることに専念したほうがよい」と考える人が大きく減少し、かわって「結婚して子どもが生まれても、できるだけ職業をもち続けたほうがよい」という人が増えた。望ましい家族として「父親はなにかと家庭のことにも気をつかい、母親も暖かい家庭づくりに専念している」を挙げる人が2003年からさらに増加して、ほぼ半数となり、現在では他の家族像とはかなり差がある。

女の子には、「大学まで」の教育を受けさせたいという人も2003年からさらに増えて過半数となった。それでも男の子の場合の68%には及ばない。

世論調査部(社会調査) 河野 啓/高橋 幸市

※NHKサイトを離れます

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