放送現場の疑問・視聴者の疑問

こうもりの数え方は?

洞くつや木の穴などにいる「こうもり」の数え方は、「~匹」でしょうか、「~羽」でしょうか。

放送では、「匹」を使っています。

解説

放送にあたって助数詞の選択に迷うときは、動物の場合は匹、物品・物体の場合は個で数えるようにしています。

蝙蝠<こうもり>については、イソップの寓<ぐう>話(獣類と鳥類が戦争をしたとき両方の中間的特徴を備えている「こうもり」が情勢の変化を見て有利な側につこうとしたという)の影響でしょうか。その数え方について同じような質問が時折寄せられますが、「こうもり」は「ほ乳類(ほ乳動物)」です。鳥類ではありません。

辞書の中には、「こうもり」の数え方について、「一匹・一羽」というかたちで両方を示しているものがあり、また専門用語としては「頭」が使われています。しかし、ニュースや一般番組では、「こうもり」の助数詞として動物一般に使われる「匹」を使っています。

(『ことばのハンドブック』P319~参照)

(メディア研究部・放送用語 豊島 秀雄)