放送現場の疑問・視聴者の疑問

「0」はどう読む?

先日、ある局のニュースで「○○交通安全運動の期間中、死亡事故0[ゼロ]を記録しました」と言っていました。
また、番組の中で問い合わせ先の電話番号などを伝える時、「東京03・・・」を[トーキョー・レイ・サン]などと言っています。数字の「0」の読み方・言い方について、放送での決まりはあるのでしょうか。

数字の「0」「零」は、原則として[レイ]と読んでいます。

解説

放送では数字は原則として日本語読みとし、慣用の読みの強いものを除いて、英語読みは使わないことにしています。

「0」の日本語読みは[レイ]、英語読みは[ゼロ(zero)]ですので、ふつうは[レイ]と読んでいます。ただし、「無い」ということを強調する場合や、固有の読みが決まっている場合は [ゼロ]を使うこともあります。

<例>

  • 海抜ゼロメートル地帯
  • 死亡者(死亡事故)ゼロ
  • ゼロ歳児
  • 零<ゼロ>戦
  • ゼロシーリング

「ゼロ歳児」については、1回は必ず「1歳未満の乳児」と言うか、場合によっては,「(お)誕生日前の赤ちゃん」などと言い添えをしたほうがわかりやすいでしょう。

(ことばのハンドブックP100、295参照)

(メディア研究部・放送用語 豊島 秀雄)