人々は放送局のコンテンツ,サービスにどのように接しているのか

~「2021・2022年全国放送サービス接触動向調査」の結果から~

公開:2022年11月1日

「全国放送サービス接触動向調査」は,テレビ・ラジオ放送,データ放送,録画再生,ホームページ,動画,SNSなど、放送局が提供するコンテンツやサービスのリーチ(1週間に1日でも接触した人の割合)を世論調査で定期的に把握し,メディア利用や放送関連コンテンツの展開を考えるうえでの基礎的なデータになる。今回は2021年11月と2022年6月実施分の結果を報告する。
放送局が提供するコンテンツやサービスへのリーチを「リアルタイム(放送経由)」「タイムシフト」「インターネット(通信経由)」に分類すると,2022年のリアルタイムリーチは87.7%、タイムシフトリーチは53.6%、インターネットリーチは35.8%で、いずれかに接触したトータルリーチは92.0%だった。このうち、トータルリーチとリアルタイムリーチが前々回(2020年7月)と前回(2021年11月)から減少、タイムシフトリーチは前回から減少した。一方、インターネットリーチは前回から増加したが、増加したのはテレビのリアルタイム視聴が多い60代で、リアルタイムリーチやタイムシフトリーチが減少した20代では低迷している。しかし、20代では<リアルタイム以外のみ>接触が20%に達し、リアルタイム視聴を伴わない新たな接触スタイルもみられた。

世論調査部 保髙隆之/内堀諒太/芳賀紫苑

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