放送研究と調査(月報) - 目次

各国の「放送界の動き」に関する情報を掲載しています。

放送界の動き

2011年8月

8.2 人権救済法案,メディア規制は除外

江田五月法相が人権侵害の救済と予防等のための人権救済法案の基本方針を明らかにした。報道機関等については法による規制条項を設けず,自主的な取り組みに期待するとしている。

8.3 民放キー局5社と電通ネットVODサービスを共同推進

民放キー局5社と電通が,インターネットを通じて動画を視聴できる新型テレビで,民放各社の番組を有料で見られるビデオ・オン・デマンド(VOD)サービスを共同で推進し,2012年度から14年度を本格運用の準備期間とする,と発表した。

8.4 「怪しいお米セシウムさん」東海テレビ情報番組で不適切表示

東海テレビの情報番組『ぴーかんテレビ』で岩手県産米のプレゼント当選者欄に「怪しいお米セシウムさん」などと書かれた不適切な字幕が誤って放送され,同局は5日にお詫び放送を行い,番組は8月11日に打ち切りが決まった。

8.12 周波数オークション懇談会導入に関する中間論点を整理

総務省の「周波数オークションに関する懇談会」(座長・三友仁志早稲田大学教授)が,周波数の競売を実施し,最高価額者に利用権を与える周波数オークション制度の導入にあたり,今後の検討の方向性等について,中間的整理を行い公表した。放送をどう扱うか,落札者の地位,有効期間,オークション収入の使途等について,今後,重点的な議論が必要だとしている。当面は第4世代携帯電話をモデルケースに検討を進める。

8.17 放送衛星BSAT-3c 東経110度静止化

放送衛星システムは,2011年8月7日に打ち上げられた放送衛星BSAT-3cが,予定通りに東経110度の軌道位置に静止したと発表した。同衛星は,現行BSデジタル放送や11年10月から開始される新BSデジタル放送に使われ,設計寿命は15年以上。

8.22 スカパーJSAT 新BSデジタル放送10月開始

スカパーJSATが,新BSデジタル放送「BSスカパー !」(BS-241チャンネル)の放送を2011年10月1日から開始すると発表した。「BSスカパー !」では,独占性のあるキラーコンテンツやCS放送の人気番組などを放送する。

8.23 タレント島田紳助氏が引退

バラエティー番組の司会等で活躍しているタレントの島田紳助氏が,暴力団との交際が明るみに出て記者会見で引退を表明した。人気タレントだっただけに番組の放送休止が相次いだ。

8.25 東京荒川エリアで防災情報のワンセグ実験始まる

国土交通省の荒川下流河川事務所が,携帯端末向けの地上デジタル放送「ワンセグ」を使って,テレビ局の放送とは別に,荒川エリアに限定して独自の映像やデータを配信する「エリアワンセグ」の実験を開始した。荒川付近の住民や河川敷にいる人を対象に防災情報の入手手段として有効かどうかを検証する。実験は2011年11月30日まで。

8.30 被災地の避難世帯等の受信料NHKが免除期間を2か月延長

NHKは,東日本大震災で災害救助法が適用された区域内で建物が半壊したり,避難したりしている世帯の受信料免除を10月末まで2か月間延長すると発表した。NHKは発災後受信料免除期間を2011年8月までとしていた。対象は約15万世帯。

8.30 NHK総合の字幕番組,前年度比9.5%増

総務省が10年度字幕放送等の実績を発表した。NHK総合チャンネルの「視聴覚障害者向け放送普及行政の指針」対象番組における字幕番組の割合は62.2%で前年度比9.5%増えた。在京キー局5局は88.9%で前年度比-0.1%だった。