BBCやチャンネル4、SKYなど、イギリスの主要な放送事業者がスポンサーとなって運営されているロイヤル・テレビジョン・ソサエティの年次大会が2016年9月27日ロンドンで開かれた。会議のメインテーマは「オンデマンド時代のコンテンツ委託、制作、そして配信」であった。オンデマンド時代、多様なコンテンツがグローバルに流れ、視聴者のコンテンツ消費習慣が変わる。新たな時代に放送局はどう立ち向かえばいいのか意見がかわされた。本稿では、「変わる視聴者」「コンテンツの国際展開」、「公共放送局の課題」の3つの視点から会議の議論について主なポイントを整理した。
報告 オンデマンド視聴の増加に対応を迫られる放送局
~ロイヤル・テレビジョン・ソサエティ年次大会の議論より~
公開:2017年1月1日
メディア研究部 田中孝宜
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