"パンダが亡くなりました"はおかしいですか?

~2015年「日本語のゆれに関する調査」から①~

公開:2016年6月1日

2015年3月におこなった「日本語のゆれに関する調査」について報告する。

第1章では、動物が死んだことを伝えるニュースで「亡くなる」「死亡する」「死ぬ」、どの動詞を使えばよいのか、という問題について取り上げる。

調査では、「パンダ」「イリオモテヤマネコ」「飼い猫」「公園にいた猫」それぞれ、どの表現を使うのがおかしいと感じられているのかを聞いた。

調査の結果のほか、放送でどのように使われているのかについてもまとめる。

第2章では、事件報道の際に男子の名前に付ける敬称「ちゃん」「君」「さん」は、学年や年齢ごとにどれが最もふさわしいかを調べた。ニュースに出てくる男子の敬称は、同一の事件でも、メディアごとに「君」を付けたり「さん」を付けたりと、異なる対応がなされている。男子の敬称は、実生活の中でも幅のある使われ方をしていて、小学校の国語の教科書では男子に「さん」が付けられている。かと思えば、高校野球の球場アナウンスでは、選手を「○○君」と呼んでいる。いったい、どの呼び方がふさわしいのか、今回は、事件の被害者などとしてニュースに出てくる男子の敬称に絞って尋ね、分析した。

メディア研究部 山下洋子/井上裕之

※NHKサイトを離れます

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