「21世紀に残したいふるさとのことば」の記録

公開:2001年1月30日

1999年度から2000年度まで,NHKの各放送局では地域の方言を取り上げ,ローカル番組と教育テレビで放送した。
この企画は,放送だけでなく,記録事業としても位置づけられた。
番組関連企画として,視聴者から「21世紀に残したいふるさとのことば」を手紙,はがき,インターネットなどで募集した結果,2年間で,のベ,およそ7万5千語が集まった。

1.「方言」への愛着意識
募集方法の違いや,アクセスの違いで,県により収集した語数は大きく異なるが,最多の長野はのべ1万語を超え,最低の岡山までさまざまであった。
この数の違いは,方言に対する愛着意識や,方言色の強さなどによりある程度説明できる。
世論調査部が行った「全国県民意識調査」の関連項目と比較して,検証する。
2.各県別収集語い
各県別に寄せられたことばを見ることで,地域の方言の特色,他県との関連を見る。
3.ことばの変化
ごいによって,地域的な変化がある,形容することば,身体の部位などの単語を地域の語いにより比較する。
4.各県の方言10傑
「ふるさと日本のことば」の番組で使用した,各県10の代表的なことば一覧
5.各県別,複数投票があった語い
各県ごとに,1つのことばに対して複数の投書があったものを一覧表にしたもの。

放送研究部 柴田実

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