シリーズ 戦争とラジオ〈第8回〉

敗戦とラジオ

~何が変わらなかったのか(後編)~

公開:2021年12月1日

GHQが指導し、GHQが検閲する。占領期のラジオは一言で言えば「アメリカのラジオ」だった。前編では、その「アメリカのラジオ」について2つの側面をみてきた。民主主義を牽引する力としてのラジオと、原爆被害も米兵犯罪も報じることが許されない、占領軍の本質を体現するものとしてのラジオ。当時、放送現場にいた人々は、その体験をありありと語ってくれた。
後編では、アメリカの占領政策の変質、そして占領の終わりが放送にもたらした影響をみてゆく。戦時ラジオ放送が名実ともに終わったとき、NHKはどこをめざして歩み始めたのだろうか。

メディア研究部 大森淳郎

※NHKサイトを離れます

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