NHK番組『平成ネット史(仮)』がネットで話題に,Twitterで"トレンド入り"

平成最後の正月となった1月2日と3日の夜,NHK・Eテレで,「平成」の社会や文化に大きな影響を与えたインターネットの歴史を振り返る番組『平成ネット史(仮)』が放送された。ネットの世界で活躍した堀江貴文さんや眞鍋かをりさん,ヒャダインさんらが出演し,「2ちゃんねる」「絵文字」「二次創作」「フェイクニュース」などをテーマにして,ネットの歴史を語り合った。

番組では,2018 年9月に,Twitter公式アカウントを開設。1日平均約6 件の投稿を行った。その一部が,Twitter利用者の間で拡散し,放送前からネットニュースで取り上げられたこともあって,フォロワー数が,最大で2万7,000 近くに達した(9月19日~ 1月14日)。さらに放送時には,Twitter上の注目のトピックが紹介される「トレンド」欄に「平成ネット史」が上がった。

一方,総合テレビでは,2日夜のほぼ同じ時間帯に,『アニメ「NHKバーチャルのど自慢」』という番組が放送された。番組には,"アニメの美少女"の姿をした人気バーチャルYouTuber(VTuber)のキズナアイやミライアカリ,電脳少女シロらが登場。『NHKのど自慢』のスタイルで,自慢の歌を競い合った。この番組と『平成ネット史(仮)』との「対決」は,ネット上で非常に注目を集め,「バーチャルのど自慢」も"トレンド入り"した。

ネットに押されがちなテレビが,ネット先行の話題をも貪欲に取り込み,ネット界で話題をさらう。これを「テレビの底力」とみることもできるのではないだろうか。

谷 卓生

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