語学学習への関心とメディアの利用

~2021年度「語学学習でのメディア利用に関する調査」から②~

公開:2022年5月1日

NHK放送文化研究所では、語学番組制作を担当するNHK制作局第1ユニット(教育・次世代)と共同で、メディア環境が変化する中、どのような人が語学学習に関心を持ち、どのようなメディアを利用して学習しているのかを把握するために、調査会社のモニターによるインターネット調査とオンライングループインタビューを実施した。また同時期に語学学習サイト「ゴガクル」と、語学番組テキストでの調査を行った。
これらの調査に関する2回目の報告として、本稿ではNHKの語学番組・教材(ラジオ・テレビ番組とアプリ・ウェブサイトやテキストなど)についての調査結果と、「ゴガクル」サイトとNHK出版発行のテキストに寄せられた回答の結果をみる。
インターネットモニター調査でのNHK語学番組・教材の認知は、語学番組(英語)で約6割、語学番組(英語以外)で約5割、語学教材で約25%であった。また認知経路で最も多かったのはいずれの番組・教材でも「テレビ」からであった。
NHK語学番組・教材への印象は「無料または高い費用をかけずに始められる」「すぐに利用を開始できる」「使い方が簡単・シンプル」が多い。利用理由は印象と重なるものが多いが、番組テキスト(紙教材)では、「使い方が簡単・シンプルだから」「復習や振り返りがしやすいから」が多かった。
「ゴガクル」利用者を対象とした調査からは、外国語の学習・習得に興味がある理由で「教養として身につけたいから」、自発的な学習のための教材に求めることは「無料または高い費用をかけずに始められる」が多く、インターネットモニター調査と同様であった。ただし、自発的な学習のための教材に求めることとして「自分に合う」が、インターネットモニター調査より少ない点が特徴的であった。

メディア研究部 宇治橋祐之

※NHKサイトを離れます

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