プログラム詳細

※プログラム・出演者・時間などは変更になる場合があります

523日(木)

A 10:30~12:10 より多くの人が避難する“呼びかけ”とは

~能登半島地震をきっかけに防災情報を考える~

能登半島地震の大津波警報で運用された「命を守る呼びかけ」。複合災害の危険性も指摘されるなど、防災情報の重要性は高まる一方です。多くの人が避難行動を起こすには何が必要か、防災情報の専門家をゲストに招き議論します。

パネリスト

今村文彦 東北大学災害科学国際研究所教授 副理事(復興新生担当)

専門は津波工学。工学博士
2023年3月まで東北大学災害科学国際研究所2代目所長。現在、内閣府南海トラフ巨大地震対策検討ワーキンググループ座長代理、日本地震学会代議委員などを務める。3.11伝承ロード推進機構代表理事,著書に「逆流する津波」「防災教育の展開」などがある。

矢守克也 京都大学防災研究所教授

専門は防災心理学。博士(人間科学)
現在、災害復興学会会長、地区防災計画学会会長、自然災害学会副会長、災害情報学会副会長、防災気象情報に関する検討会座長などを務める。著書に「防災ゲームで学ぶリスク・コミュニケーション」「防災心理学入門」など。開発した防災教育手法に「クロスロード」 「逃げトレ」などがある。


報告

中丸憲一 文研・メディア研究部

盛岡局、仙台局、高知局、報道局社会部、災害・気象センターで災害担当の取材やデスクおよびチーフプロデューサーを務め、災害報道に約20年携わってきた。2022年夏より現職。関東大震災などの複合災害や元日に発生した能登半島地震を含め、災害報道の課題をメインに研究。


進行・報告

中山準之助 文研・世論調査部

東日本大震災発生時に盛岡放送局のアナウンサーだった。被災地の取材経験をもとに災害時の避難や防災情報のあり方に関する調査研究を実施。「命を守る呼びかけ」については、1回目の議論から参加し作成に携わってきた。


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B 15:00~16:45 能登半島地震から5か月

~地域メディアによる課題共有と今後を考える~

被災地に必要な情報をメディアはどこまで届けることができたのか。教訓にすべき課題は何だったのか。今後の被災者の生活再建にどう向き合っていくのか。能登半島地震から約5か月というタイミングに、地域メディア間で課題を共有し、今後につなげる議論を行います。

パネリスト

森田奈々 北國新聞社編集局次長

石川県羽咋市出身。1999年、北國新聞社入社。石川北地区代表・七尾支社長、文化部長、社長室広報部長兼秘書部長などを経て2023年1月から現職。北國新聞電子版も担当している。

米澤利彦 石川テレビ常務取締役

1980年石川テレビ入社。報道番組部長、報道部長、報道制作局長など歴任。主なディレクター作品に「麻酔~医療被害者たちの叫び~」、「失われた信頼~検証・石川銀行破綻~」、「翻弄されて~珠洲原発 凍結までの28年~」。プロデュース作品に映画「裸のムラ」など。

森田智樹 NHK金沢放送局長

1989年NHK入局。長崎放送局、報道局、沖縄放送局、大型企画開発センターチーフプロデューサー、東京オリ・パラ実施本部専任部長、名古屋放送局コンテンツセンター長を経て、去年7月から現職


進行

村上圭子 文研・メディア研究部

報道局、ラジオセンターを経て2010年から現職。放送政策やネット時代の放送のあり方、地域メディアの今後について調査研究を進めている。阪神淡路大震災以降、災害情報伝達について取材を行い、東日本大震災では臨時災害放送局の全局訪問調査を実施した。


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524日(金)

C 15:00~16:20 誤情報・偽情報にどう立ち向かう

~メディアに何ができるのか~

デジタル情報空間で氾濫する誤情報や偽情報。能登半島地震でも出回りました。今後、生成AIの発達によってより巧妙化すると言われています。メディアはこれにどう向き合うのか。ファクトチェック団体などと、どう連携していけばいいのか議論を深めます。

パネリスト

滝本匠 琉球新報社統合編集局デジタル戦略統括

1998年に琉球新報入社。社会部、八重山支局、ワシントン特派員などを歴任。主に基地問題を担当。2023年9月から現職。共著に「呪縛の行方」、「沖縄フェイク(偽)の見破り方」など。

井上幸昌 日本テレビ「真相報道バンキシャ!」チーフプロデューサー

1997年に日本テレビ入社。政治部記者、ディレクターを経て『NEWS ZERO』などのデスク、ワシントン支局長など歴任。その後、『news zero』『ザ・ファクトチェック」等のプロデューサー業務を担当。

安藤未希 株式会社インフォハント代表

2018年からファクトチェック・イニシアティブ(FIJ)の翻訳・リサーチ業務やリサーチャーの指導にあたる。2022年にはメディア情報リテラシー教育を行う「インフォハント」を設立。ファクトチェック専門メディアを運営する一般社団法人「リトマス」理事。

古田大輔 日本ファクトチェックセンター編集長

朝日新聞記者、BuzzFeed Japan創刊編集長を経て独立。2020年~2022年Google News Lab ティーチングフェロー。2022年9月に日本ファクトチェックセンター(JFC)編集長に就任。

籔内潤也 NHKネットワーク報道部チーフ・リード

1996年にNHK入局。科学文化部の医療担当記者、アメリカ総局特派員(科学文化担当)などを経て2023年からネットワーク報道部でフェイク情報対策などの取材を指揮。


進行

三輪誠司 文研・メディア研究部

メディア研究部の研究プロデューサー。独学したプログラミングスキルによって、業務で使用するシステムの開発も行っている。


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