テレビ・ドキュメンタリーを創った人々
テレビ・ドキュメン
タリーを創った人々
テレビ番組についての研究や著述はありますが、番組制作者を対象にした研究はあまりありません。本書は、放送当時に大きな反響を呼んだ個性的な番組、実験的な番組の制作者たちの足跡を追いました。本書を通して、テレビ制作者の先達がどのように番組制作の可能性の幅を広げていったのか、多くの方々に知っていただけたら、さらに現代の映像制作現場で働く皆様には何らかのヒントを得ていただけたら、と願っています。
2016年12月24日発行
主な内容
序章 調査研究ノート「テレビ制作者研究」の方法と方向
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「テレビ制作者研究」の必要性
片島紀男(NHK) 歴史の闇を掘り起こす
第一章 テレビ・ドキュメンタリーを創った人々
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開拓者たちの群像
小倉一郎(NHK) 映像と音で証拠立てる
工藤敏樹(NHK) 語らない「作家」の語りを読み解く
牛山純一(日本テレビ) 映像のドラマトゥルギー
森口 豁(日本テレビ) 沖縄を伝え続けたヤマトンチュ
鈴木昭典(朝日放送) 同時代を検証し記録する
木村栄文(RKB毎日) ドキュメンタリーは創作である
第二章 テレビの“青春時代”を駆け抜ける
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「テレビ的な表現」を求めて
吉野兼司(NHK) “歳月”を撮ったカメラマン
吉田直哉(NHK) 永遠のTV少年が手にした玉手箱
磯野恭子(山口放送) 人々の“痛み”と“尊厳”を記録する
萩野靖乃(NHK) 泣いて笑って、社会の深層(リアル)を撮る
萩元晴彦(テレビマンユニオン) 神のいない世界で
第三章 “過ぎ去らない”巨匠たちの仕事場
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ずっと現役にこだわる
今野 勉(テレビマンユニオン) 根源的(ラディカル)なテレビ表現をするレジスタンス
相田 洋(NHK) 「昭和」と「家族」を記録する番組工学者(エンジニア)
山崎 裕(カメラマン) 何も加えず、何も奪わず、あるがままに
鈴木良子(映像編集者) 編集室は「第二の現場」
田原総一朗(ジャーナリスト) 死ぬまで生テレビ
佐々木昭一郎(映画監督) 内なる記憶が物語を紡ぎだす