『新辞典』の使い方 Q&A Q1. 新しいアクセント記号「\」「 ̄」「ア」「」などは、具体的にどんなことを表しているのでしょうか。これまでの記号との違いを教えてください。 A1. 「音調の高い部分に上線を引く」という記号をやめ、音の下がり目の位置を示す記号「\」と、下がり目がない場合(=平板型)に語末につける記号「 ̄」を採用しました。「ア」「」などは、第2,3,4(…)アクセントに使う記号です。 例 パ\ンダ⇒[パ]のあとで下がる。頭高型。 ※パンダ ニオ\イ⇒[オ]のあとで下がる。中高型。 ※ニオイ ユキ\⇒助詞が付いた場合に、[ユキ\カ°]のように[キ]のあとで下がる。尾高型。 ※ユキ サクラ ̄⇒下がり目がない(助詞が付いても[ラ]のあとで下がらない)。平板型。※サクラ ※印=旧アクセント記号での示し方 また、「ア」のような形の四角囲みのカナや「」は、「第1アクセント」以外にも推奨できるアクセントがある場合に、「第2,3,4(…)アクセント」を示す記号として使用しています。 「ア」は、「“ア”のあとで下がる」、「」は「下がり目がない(=平板型)」という意味です。 例 ※ は、「2つめの[タ]のあとで下がる」という意味 なお、『新辞典』では、「語の1拍めから2拍めにかけて音が上がる」ことを示す「音の上がり目」は示していません。音の「上がり目」は、それぞれの単語に固有の情報ではなく、あくまで「単語を単独で発音したとき」や「強調の意図があるとき」などに現れてくるものであり、語のアクセントを示すのにあたって、必ずしも不可欠なものではないためです。 そのほか、ス シュ などの「母音の無声化( で囲んだ音)」を示す記号や、[カ°キ°ク°ケ°コ°]などの「ガ行鼻音(鼻濁音)」は、以前のアクセント辞典から変わっていません。 詳しくは、『新辞典』の下記ページをご参照ください。 記号について→「まえがき」p.(8)~(12) 音の上がり目について→巻末「付録1・解説編」p.[7]~ 「Ⅱ アクセントの示し方について」 『新辞典』の使い方 Q&A一覧 ※NHKサイトを離れます
[キ]のあとで下がる。尾高型。 ※ユキ
平板型。※サクラ
※印=旧アクセント記号での示し方
また、「ア」のような形の四角囲みのカナや「」は、「第1アクセント」以外にも推奨できるアクセントがある場合に、「第2,3,4(…)アクセント」を示す記号として使用しています。
「ア」は、「“ア”のあとで下がる」、「」は「下がり目がない(=平板型)」という意味です。
※
は、「2つめの[タ]のあとで下がる」という意味
なお、『新辞典』では、「語の1拍めから2拍めにかけて音が上がる」ことを示す「音の上がり目」は示していません。音の「上がり目」は、それぞれの単語に固有の情報ではなく、あくまで「単語を単独で発音したとき」や「強調の意図があるとき」などに現れてくるものであり、語のアクセントを示すのにあたって、必ずしも不可欠なものではないためです。
そのほか、ス シュ などの「母音の無声化( で囲んだ音)」を示す記号や、[カ°キ°ク°ケ°コ°]などの「ガ行鼻音(鼻濁音)」は、以前のアクセント辞典から変わっていません。
詳しくは、『新辞典』の下記ページをご参照ください。