文研ブログ

放送博物館 2016年02月02日 (火)

#4 放送博物館リニューアル! 主な展示をご紹介

メディア研究部(メディア史研究) 村上聖一

約1年かけてリニューアルを進めてきたNHK放送博物館が1月30日(土)にオープンしました
写真は当日午前9時半のオープン直前の様子です。小雨が降るあいにくの天気になりましたが、
開館を待ちかまえる人たちが並んでいました。
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フロアごとの展示構成は、放送博物館のホームページをご確認いただくとして、
今回は展示からいくつかピックアップしてご紹介しましょう。

1階の入口を過ぎてやや進みますと、大きな絵巻物のような画面が目に入ってきます。
これは、放送の歴史をイラストで紹介する「放送歴史絵図」です。
1928年に始まったラジオ体操、1964年の東京オリンピックなど、タッチパネルに触れると画像や映像が映し出され、
当時の放送の様子を知ることができます。
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2階は、「テレビドラマの世界」「オリンピックの感動を伝える」「NHKと音楽」「子ども番組がいっぱい」
4つのテーマで構成されています。写真は紅白歌合戦を紹介するコーナーです。
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子ども番組のコーナーには、おなじみの(懐かしの?)キャラクターが並んでいます。
右は1982年から1992年まで放送された「にこにこ、ぷん」。
『おかあさんといっしょ』の中で最も長く活躍したキャラクターたちです。
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2階には放送体験コーナーもあります。
ここでは、ニュースや気象情報がどのように放送されているのかを、
キャスターやディレクター、気象予報士といった役割を分担しながら、体験することができます。
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3階は歴史展示のコーナーです。
過去の映像がちりばめられた「ヒストリーゲート」をくぐり、コーナーを巡っていくことで、
1920年代から現在に至るまでの90年余りの放送の歴史を振り返ることができます。
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展示では、ラジオ放送の草創期に使われていたマイクや、
1945年の「玉音放送」の収録の際に使用された録音盤など、貴重な資料が並んでいます。
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また、家庭へのテレビの普及が進んだ1960年代のお茶の間を体感していただけるようなコーナーも設けました。
こうした「体感」コーナーをあちこちに配置しているのも、今回のリニューアルで変わった点です。
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今回はごく一部しかご紹介できませんでしたが、
放送の多様な歴史を反映して、展示はバラエティに富んだものになっています。
ぜひ一度ご覧ください。

放送博物館の所在地や開館時間は次のとおりです。
                                                                                                       

NHK放送博物館
休館日    :原則として月曜日、年末年始
入場料    :無料
開館時間:9:30 - 16:30
所在地    :東京都港区愛宕2-1-1 
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(ホームページはこちら)