#19 愛宕山の桜がそろそろ見頃です。
計画管理部(計画)東山一郎
NHK放送博物館が1月30日にリニューアルオープンしてから、早いものでもう2か月です。すでに2万人を超える多くの方々にご来館いただいています。
放送博物館がある愛宕山は、東京23区内にある自然の山として最も高く(標高25.7m)、1925年にラジオ本放送が始まった“放送のふるさと”ですが、実は桜の名所としても知られています。ですから愛宕山に、そして放送博物館にお越しになるには、いま絶好の季節を迎えているのです。
そこで今回は「愛宕山の桜」にちなんで、放送博物館の所蔵資料から2点ご紹介しますね。
(残念ながら2点とも展示はしておりません。ごめんなさい。)
左の浮世絵は、三代目歌川広重による「東京開華名所図絵之内 芝あたご下」で、明治初期の作品です。桜の名所としての歴史が意外に古いことがわかります。(山頂にある愛宕神社に登るこの階段は「出世の石段」と呼ばれ有名です。)
右は、昭和初期のJOAK(東京中央放送局)の資料(絵葉書セットの表紙部分)です。ラジオ放送用の鉄塔が立つ愛宕山に、桜のデザインがほどこされています。
そんな愛宕山の桜の、最新情報はこちら。今日のお昼に撮影した写真です。
左が放送博物館入口前の桜、五分咲きくらいですかね。
右側は愛宕神社側の桜です。こちらはまだまだこれからという感じです。
放送博物館入口前の桜は満開になるとこんな感じです。(写真は、「NHK放送博物館60年特別展」で展示中のもの)
今週末、来週くらいが、桜の見頃かと思いますので、ぜひこの機会に愛宕山に足を運んでみてください。そして、愛宕山と放送の歴史が盛りだくさんの放送博物館をあわせてぜひご覧ください。入場無料です。(「NHK放送博物館60年特別展」は3階企画展示室で開催中! )
なお、文研が刊行している「放送研究と調査」4月号(今月号から表紙のデザインが変わりました!)では「リニューアル!NHK放送博物館」の特集記事を掲載しています。元NHKディレクターの相田洋さんが展示を観覧しながら語る放送史エピソードも興味深いので、こちらもお読みいただけると嬉しいです。
放送博物館の所在地や開館時間は下記のとおりです。
NHK放送博物館
休館日 :原則として月曜日、年末年始
入場料 :無料
開館時間:9:30 - 16:30
所在地 :東京都港区愛宕2-1-1