「お駄賃の味」

2019年9月2日

作:森 浩美

2018年5月21日放送のアンコール

主人公は50代半ばの裕之。働く、遊園地に貧しい親子連れが訪れる。裕之は、自らの子ども時代を思い出す。貧しかった裕之は、小学校の担任にことあるごとに手伝いを頼まれ、そのお駄賃としてご飯を食べさせてもらっていた。しかし、その担任夫婦には「情」以外の隠された事情があったのだ。

語り:塩澤大輔

休止

2019年9月9日

孫係(まごがかり)

2019年9月16日

作:西 加奈子

2018年8月27日放送のアンコール

小学6年生の私は、祖父と期間限定で同居することになった。長野で暮らす祖父に都内での用事が続くからと、ママが半ば強引に我が家に呼び寄せたのだ。 家の中でもきちんとした服を着て、どしゃぶりの雨の中でも肩をぬらさずに傘を差せる素敵なおじいちゃま。同居は嬉しくなくは無いのだが、喜ぶママをのぞいて、私もパパも愛犬のラブも、どこかぎこちない日々を送っていた。 そんなある日、ハプニングに見舞われておじいちゃまと秘密の会合を持つことに。そこで知った意外な真実とは・・・? 祖父と孫の交流を通して、生きづらさを感じる心に勇気をもらえる作品。

語り:守本奈実

「愛してるってゆってよね」「もしも君が泣くならば」
 --『いちごの唄』より--

2019年9月23日

作:岡田惠和・峯田和伸

笹沢コウタは中学生の頃、親友・伸二とともに“あーちゃん”こと天野千日を“女神”と崇めていた。しかしある日、伸二はあーちゃんの身代わりとなって交通事故でこの世を去る。伸二の死を背負って生きることになった2人は数年後、東京で偶然再会。コウタの提案により、2人は毎年伸二の命日である七夕に会い、彼の思い出話をしながら散歩をすることが恒例となった。しかしある年、千日は伸二との過去の秘密を語り「もう会うのは終わりにしよう」と告げる。

語り:大嶋 貴志

「帰去来の井戸」

2019年9月30日

作:光原百合

2018年9月24日放送のアンコール

大学3年の由布の伯母、七重が営む雁木亭には不思議な習慣がある。 町を出てゆく馴染み客に「帰去来の井戸」の水をひとくちだけ飲ませるのだ。 そうすれば、その町を出ても、必ずもう一度戻ってこられるという。地球の裏側で死んでも、帰去来の井戸の水を飲んだ人間には迎えの舟が出て、雁木にたどり着くことが出来るというのだ。雁木とは、岸壁から海に向って作られた階段状の構造のことをいう。潮の干満の差が大きい海岸では雁木のところに舟をつないでおけば、潮が引いて海面がずっと下がっても段を降りて舟のところまで行ける。不治の病にかかり、店を閉めることになった七重が 由布に伝える不思議な伝説と由布が目撃する幻想的な光景とは・・・。

語り:小野文惠