「波打ち際のふたり」

2017年8月5日

作:原田 マハ

 ハグ、こと浜口喜美は姫路出身の40代後半女性。大学卒業後上京、広告ディレクターとして働き、仕事も恋愛もうまく回り人生のピークだと思われた35歳の時、すべてを失った。そんな折、大学時代の同級生ナガラからメールが届き、以来、年に4回のペースで一緒に旅をしている。
「女ふたり旅」はのんびりするための旅。今度の旅の行き先は、ハグのふるさとのすぐそばの赤穂。そこを選んだのは、まだ親友に語られていないある事情が…。
 仕事とプライベートの狭間で揺れる心。言わずとも友の事情を察し、元気づける。そんな「女ふたり旅」を軽やかに、さわやかに描く。

語り:兼清麻美

「よだかの星」及び詩3篇

2017年8月12日

作:宮沢 賢治

2007年6月初回放送のアンコール。

岩手県、今の花巻市で生まれた宮沢賢治。農業指導者、教師としての仕事の傍ら創作活動を続け、詩と童話を数多く残した。
「よだかの星」:みにくいことでいじめられ、よいことをしても嫌われるよだか。
憎しみや争いのない平和な世界に行きたいと祈る。そして、最愛の妹・とし子への思いが溢れた「永訣の朝」など、詩三編。朗読する。

語り:久保田茂

語り:佐藤龍文

語り:松村正代

「おじいさんのランプ」

2017年8月19日

作:新美 南吉

2006年9月初回放送のアンコール。

愛知県出身の児童文学作家・新美南吉の代表作の一つ。
 明治の世、初めてランプの光を見た巳之助少年は、その明るさに魅了され、文明開化のすごさを実感、ランプを売ることを決意する。
 しかし、そのランプもやがて電気の時代を迎え、過去のものとなってゆく。巳之助は、思い切って商売をやめることを思い立ち、愛するランプを池のほとりで割ることで、別れを告げる。

 語り:榊敏之

「猫清(ねこせい)」

2017年8月26日

作:高橋 克彦

 おこうは、北町奉行所の筆頭与力・仙波一之進の妻。江戸で起こる難事件の際、おこうが気がついた事で解決につながることがたびたびあり、舅の仙波左門からも大き な信頼を寄せられている。
18匹の猫を飼っていた浮世絵の彫師・清吉が自殺し、おこうが残された猫を引き取とったことから、その直前に起きていた殺人事件の謎を解いていく。犯人と疑われた人気歌舞伎役者と死んだ清吉との意外な関係も明らかになる。

語り:根岸昌史