メインコンテンツへ移動

いざという時の“車中避難”~安全・快適に行うコツ

この記事は2021年に公開したものです。

避難所などでの新型コロナウイルスの感染を避けるために、注目される「車中避難」。
車の中で泊まったり、過ごす上での注意点を、防災士の柳原志保さんに伺いました。

車中避難のポイント1つめ。車を停める場所の選び方です。
柳原さんが勧めるのが、「避難所の駐車場」。避難所には、最新の情報や、食料などの物資が入ってくるためです。避難所の駐車場が難しい場合は、以下のような条件がそろう場所を探すといいそうです。

いざという時の“車中避難” _01

これらの条件にあてはまるのが、公園や道の駅など。
土砂災害や浸水の危険が無い場所を選んでください。

ポイント2つめは、エコノミークラス症候群を防ぐことです。
車の中などの狭い場所で、長時間、動かずにいることで起こる、エコノミークラス症候群。
足にできた血栓が肺に詰まり、最悪の場合死に至る、怖い病気です。
これを防ぐために、行ってほしいことがこちら。

いざという時の“車中避難” _02

水は、1日1リットル以上を目安に、しっかりと飲みましょう。
そして、適度な運動をしたり、足のマッサージをすること。
ふくらはぎを、下から上に向かって もむと良いそうです。
また、弾性ストッキングを履くと、足に血栓ができるのを防げます。
さらに、衣服を緩めて体を締め付けないようにし、血流を良くしましょう。

最後のポイントは、熟睡できる環境を作ることです。
車中避難が数日にわたって続く場合、疲れをためないために、十分な睡眠が必要です。
東日本大震災の時、車中避難を経験した柳原さん。運転席を倒して寝ましたが、熟睡できなかったといいます。
そこで柳原さんが編み出したのが、こちら。その名も「魔法の板」!

いざという時の“車中避難” _03

後部座席を倒し、板を乗せます。

いざという時の“車中避難” _04

そこに布団を敷けば、ベッドの完成です。

いざという時の“車中避難” _05

寝返りも打ちやすいため、熟睡できるといいます。また、エコノミークラス症候群の予防効果も。

板は、ホームセンターで1000円ほどで購入。車庫に保管し、雨の予報が出ると車に積み込むそうです。

いざという時の“車中避難” _06

そしてこれからの時期、暑さ対策も必要です。
エンジンをかけ続けることは難しいので、エアコンが使えません。そこで、以下のような対策を行うと良いそうです。

いざという時の“車中避難” _07

コロナ対策として有効な車中避難ですが、健康面での懸念がありますので、やむを得ない場合に限り、十分に注意して行ってください。