この記事は2021年に公開したものです。
北九州市に住む防災士に、自身の経験をもとにした“水害への備えのポイント”を聞きました。
北九州市八幡西区の防災士・山本孝行さん“自分に必要なものを、ふだんから用意しておきましょう”
4年前、台風の接近に備えて、母親を避難所に連れて行った山本さん。
しかし、母親にとって初めての避難。
何を持っていくか母親が迷ってしまい、出発までに1時間半かかりました。
さらに、避難所に着くと、忘れ物も発覚!
山本さんが車で取りに帰ったといいます。
また、避難所では座布団を並べて横になるほかなく、母親はつらい思いもしました。
このときは、天候などを確認しながらだったとはいえ、
せっかく避難したのに家に忘れ物を取りに帰るのは、思わぬ危険も伴うと考えた山本さん。
母親の「非常持出品」を改めて準備しました。
- 3日分程度の食料や水、ラップ
- 手回しで充電できる携帯ラジオ
- 感染対策の消毒液やマスク、スリッパ など。
母親が背負っていける重さかどうかも確認。
さらに、ゆったりと寝転べる折り畳みマットも購入して、山本さんが持参することにしました。
このように、事前に、避難時の持ち物を準備しておけば、慌てずに安全な避難行動に移れます。