この記事は2021年に公開したものです。
北九州市に住む防災士に、自身の経験をもとにした“水害への備えのポイント”を聞きました。
北九州市小倉北区の防災士・永原章男さん
“本当の災害が起こる前に避難場所・避難経路の確認をお願いします”
永原さんは、自宅が近くの川の洪水で3m以上の浸水が想定されるエリアに住んでいます。
それでも、指定避難所などには行かず、「在宅避難」をしようと考えています。
ハザードマップで、自宅マンションや、地域の避難所周辺の浸水リスクを調べ、
自宅が浸水想定よりも高い位置にあることや、避難所までの道のりで水に浸かりやすい場所があることを考えて、「在宅避難」を選んだのです。永原さんは、在宅避難のための備蓄を用意しています。
水や食料は5日分以上。カセットコンロや、ペット用品も。
どこで安全を確保するか、地域のハザードマップを見て、浸水リスクを把握することが大切だといいます。
もし、ハザードマップを見て、浸水や土砂災害のリスクがある場合には、
指定避難所や親戚の家など、自宅以外への避難が必要になります。
その場合は、避難経路を確認しておくことが大切。
以下の3つのポイントを教えてくれました。
避難経路確認のポイント
- 実際に歩いて避難にかかる時間を知る
- 水がたまる場所や、落ちてしまう恐れのある側溝などを確認する
- 避難先へのルートは、複数、考えておくこと
いざという時のために、確認しておきましょう。