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暴風に警戒

 
この記事は2021年に公開したものです。

台風では水害とともに、暴風による被害に警戒する必要があります。
過去にも大きな被害が相次いでいます。

平成30年の台風21号では、強風で流されたタンカーが連絡橋に衝突し、関西空港が一時孤立。大阪では飛んできた屋根やものに当たるなどして14人が死亡しました。
令和元年の台風15号では、千葉県を中心に、電柱の倒壊や電線の切断が多発。
最大で93万戸あまりが停電し、復旧には1か月以上かかりました。

暴風による災害で、被害が出る風速の目安は…。

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最大瞬間風速40メートルでは、看板が飛び、走行中のトラックが横転します。

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最大瞬間風速60メールは、時速に換算すると216キロ。新幹線の速さに匹敵します。倒壊する建物も出てきます。

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暴風が吹くと、傘も、窓ガラスを突き破るような凶器となります。

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台風が近づき、風が強まる前に、屋外にある傘や物干し竿など、飛ばされやすいものはしまって下さい。

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雑巾や雑誌も、雨で濡れて重くなった状態で飛ぶと危険です。

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雨戸を閉めるとより安全です。

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雨戸がない場合も、段ボールで覆ったり、飛散防止用のフィルムを貼る対策が有効です。

停電や断水のおそれもあります。最低でも3日分の食料や電池などを備えることが大切です。対策は、風が吹き始めてからでは危険です。台風が近づく前から行いましょう。
一方、

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台風の中心から離れていても、 竜巻などの突風のおそれがあります。
雷や急な風の変化、周囲が突然暗くなるなど、積乱雲が近づく兆しがある場合は、ビルなどの頑丈な建物に移動するなどして安全を図って下さい。
室内にいる場合は、窓のカーテンを閉めて、窓の少ない部屋に移動して下さい。


災害から身を守るために最も重要なのが、「とにかく避難すること」です。新型コロナウィルスの影響が続いていますが、避難する場合は避難所に行くだけでなく、安全な親戚や知人の家や、自宅の高い階にとどまる方法もあります。ハザードマップなどで自宅周辺の災害リスクを確認し、避難の方法を考えることが大切になります。