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紙芝居で語り継ぐ 遠賀の大水害

この記事は2021年に公開したものです。

筑豊地方から遠賀郡を流れる遠賀川。
その流域で68年前に起きた大水害について知ってもらおうと、遠賀町の女性グループが紙芝居を作り、子どもたちに語り継いでいます。

紙芝居で語り継ぐ 遠賀の大水害

紙芝居に描かれているのは、68年前の昭和28年6月、九州北部地方を襲った記録的な豪雨で遠賀川が氾濫した時の旧遠賀村(いまの遠賀町)の様子です。
村で亡くなった人はいませんでしたが、流域全体では20人が死亡し、住宅およそ4万戸が浸水するなど大きな被害が出ました。

紙芝居で語り継ぐ 遠賀の大水害

女性グループは2年間にわたって当時を知る人たちの証言を集め、紙芝居作りに生かしました。
臨場感のある絵とともに災害の恐ろしさや教訓を子どもたちに伝えています。

紙芝居で語り継ぐ 遠賀の大水害

紙芝居で語り継ぐ 遠賀の大水害

紙芝居を見た小学生大雨の怖さを知りました。ふだんから避難場所を考えておこうと思います。

紙芝居で語り継ぐ 遠賀の大水害

松村文美さん
紙芝居を作った「女性防火・防災クラブ」会長
災害の記憶を風化させないため当時を知る人の生の声を集め紙芝居を作りました。子どもたちには災害に対し、自分たちがどんな対応を取ればいいのか日頃から考えてほしい。