生きるスキル

"火災"からのサバイバル⑥消火器を用意しましょう。

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長年にわたって都市防災の教育・研究に従事してきた地震火災の専門家・関澤愛さん(東京理科大学総合研究院教授)は、こう語ります。

「揺れがおさまったらすぐに一気に火の海になるなんてことはほとんどありません。目の高さくらいまでの火であればは、自分たちの手で十分消すことができます。しかし、阪神淡路大震災では、断水で水が出なくなったため、洗面器いっぱいの水があれば消せるような火も燃えるままにしておくしかなかった…という事例がありました。こういった事態を避けるために家庭用消火器は必ず用意しておいてほしいと思います」

消火器の使い方はとても簡単。ピンを抜いてノズルを火の根元に向け、レバーを握るだけ。

でも、あらかじめ正しい使い方を知っておかないと意味がありません。
焦るあまり、ピンを抜くなりあわててレバーを握ったために消火剤をまったく別な方向にまき散らしてしまうことにもなりかねません。
消火剤が勢いよく噴出するとあたりが真白くなり視野を奪うこともあるので注意しましょう。

断水になったとしても火を消すことができる備えをしておくことが大事です。

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