生きるスキル

"火災"からのサバイバル①地震火災は、平時の火災とは違います。
“同時多発火災”の怖さを知っておきましょう。

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地震に火災はつきものです。ある程度大きな揺れが起きたら、ひとつの場所に限らず、たくさんのエリアで火災が同時多発で起きる可能性があります。
これは、私たちが日常的に目にする火災とは様相が異なります。

断水で水が出ないため、通常なら消せるレベルの“ボヤ”でも、消せなくなるかもしれません。

また、道路はゆがみ、陥没し、瓦礫があふれ、深刻な交通渋滞も発生。その状況が深刻になると消防車が現場にたどり着くことが難しくなり、避難もままならない状態になります。

さらに地震のあとは、建物が壊れ、モノが散乱しますが、これは火が燃え広がりやすい状態です。
延焼するままにするしかない事態にもなりかねないのです。

大都会・東京というと、高層ビルやコンクリートに覆われた街というイメージがありますが、昔ながらの木造住宅もたくさん軒を連ねています。とくに環状7号線をぐるりと取り囲む地域は“木造住宅密集地域(木密地域)”と呼ばれ、地震の際に火災が起きるリスクが高いと言われています。

地震が起きたとき、この木密地域にいた場合、火災の発生にはとくに気をつけるようにしてください。

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