12時間絶食ダイエットの効果は?
12時間絶食ダイエットの効果は?
さて、いろいろ体内時計のことがわかってきても そう簡単に毎日を規則正しく暮らすのは難しいですよね。
そこで、とってもお手軽な体内時計の調整方法をさぐってみました!
そのヒントが、朝食の英語、「ブレイクファスト」。
意味は、絶食をやめる!ということ。
実は、この言葉に体内時計のヒミツが隠されているんです!
「朝食のことをbreakfastといって、fastというのは絶食ということですから、ちゃんと絶食をとって食べないと朝食の意味にならないのです。」(柴田教授)
体内時計から見れば、朝食とは長い絶食時間のあとにとった食事ということ。
その絶食の間、消化に関わるカラダの臓器はたっぷりと休みをとることができます。
お休みがあるからこそ、朝がきたとき、しっかり働くことができるんです。
アメリカでは、19人の肥満患者を対象に、夕食のあと14時間あけてから、朝食を食べてもらう食事法を実施した実験があります。
その結果は、3か月で平均3kg体重が落ちたほか、血圧、内臓脂肪、コレステロールも下がったというもの。
とはいえ、14時間あけるとなると、夜7時に食べたら朝9時まで何も食べられないということ。
柴田教授に、もうちょっと緩やかにしてもらえないかお伺いしたところ・・・。
「夕食を食べて次の日の朝食まで12時間はあけるようにしてください。」(柴田教授)
2人の女性に2週間、12時間絶食ダイエットに挑戦していただきました。
チャレンジの1人目は、主婦・吉田奈緒美さん。
夕食の時間は不規則になりがちですが、何時に食べても、12時間あけて朝食を食べてもらうことに。
もう1人は、おやつ大好き主婦。内海さんです。
おやつを食べてもいいので、朝食まで12時間絶食時間を作ってもらいます。
すると内海さんの2週間後の体重は、マイナス2kg!
吉田さんも1kgほどマイナスで、念願の50kg台に!
12時間の絶食で、体内時計は簡単に整えて痩せることができるんです!
「空腹を保つというのが臓器に優しいわけです。寝かせる時間を作る。食べ続けいていたら消化器官もいつ休んだらいいんだ!となります。断食は重要ですね。生活が不規則な場合、時間がズレてもいいので、12時間あけてください。この研究のいいところは、やりやすいので、ドロップアウトしないところです。」(柴田教授)