体内時計の乱れは肥満のもと

2020年4月16日(木)BSプレミアム 午後8時00分~午後8時59分

ダイエットの前に!体内時計お直し術


体内時計の乱れは肥満のもと


体内時計が乱れた人をたずねました。森崎アリスさん。

過去には、ぽっちゃりさん向け雑誌の読者モデルを務めたり変身メイクなどの動画を作ったり。
現在はYouTuberとして活動しています。

YouTubeに力を入れて、生活が不規則に変わったそう。

「夜中に撮って、夜中に編集して、朝になってそのまま寝るみたいな。だから昼夜逆転です。」(森崎さん)

その生活を拝見させていただくと。

お昼の12時には、まだ就寝中。
徹夜で編集したあとは、カーテンも開けません。

午後4時ようやく起床。起き上がったらすかさず編集。

めったに外に出ないため、昼なのか、夜なのかもよく分からないんだとか。

ベッドから出て食事をとるのは夜9時ごろ。

朝も昼も食べていないため夕食にまとめて食べているんだそうです。

こんな生活を長く続けていたところ、 大きな変化が体重。なんと91.4kg!

ぽっちゃりさんモデル時代から5年。さらに20kg増えてしまいました。

こうした変化は体内時計の乱れが原因なのか。
動物実験で明らかにしてきたのは、産業技術総合研究所グループ長 大石勝隆さんです。

マウスの体内時計を乱して、起きる変化を調べました。
実験では、エサを与える時間を変えます。
本来夜行性のマウスには夜10時にエサを与えますが、それを朝の10時に変えたのです。

大きく変化したのは体重でした。
青が普通の時間にエサを食べていたマウス。成長期のため体重は緩やかに増えます。
体内時計を乱されたマウスは、1週間後には体重が10%も増えていました。

太っただけではありません。筋力を測る装置の上を歩かせて比べてみました。

上が普通の生活をしたマウスで、下が昼夜逆転して体内時計が乱れたマウス。
尻尾を引っ張ると、体内時計が乱れたマウスは握力が弱っているため、引っ張られる力に抵抗できなくなっています。

握力を調べたところ、昼夜逆転のマウスは10%近くも減っていました。

2つのマウスの筋肉の断面図です。

体内時計が乱れたマウスは面積が小さくなっていることが分かります。
つまり一本一本の筋繊維が細くなっているのです。

「こうした変化はマウスだけではありません。ヒトでもやはり食べるタイミング、つまり体内時計が乱れてしまうと筋肉が細って脂肪が増えていくということが1週間、短い期間でも起こってくるのではないかと考えています。」(大石さん)

「体内時計とちょうど反対の時間帯に食べていますと、脂肪合成とか脂肪の方によりもっていかれたりして、太ってくるということです。カラダが太りながら筋肉は痩せていく最悪の状態です。その他、メタボリックシンドローム、高血圧、糖尿病になりやすくなったり、がんになりやすい、あるいは、認知症にも関係することがあるといわれています。結局、体内時計というのは、基本的な仕組みなので、それが壊れてくると全身のいろいろな機能がおかしくなり病的に近づいてくるのです。」(柴田教授)

和田明日香の美と若さの新料理

美と若さのお手軽動画

NHKオンデマンド

Page Top