免疫力が下がって細胞がゾンビ化

2019年12月17日(火)BSプレミアム 午後10時00分~ 午後10時59分

若さを保て!免疫力アップ大作戦


免疫力が下がって細胞がゾンビ化


今回の主役は、免疫細胞です!

免疫はカラダに入ってくるバイ菌をやっつけてくれるありがたいガードマン。

カラダのなか、例えば、口の中や腸にもたくさんこの免疫細胞(抗体)はいます。

今の時期ならインフルエンザのウイルスなど、ここに何かしらの異物が侵入した時
入ってくるな!とブロックしてくれるガードマンのような役割
それが免疫です。

この免疫が下がると、どのような不調がカラダに現れるのでしょうか?

「免疫力が下がると、まずわかりやすいところでは、まさに感染症にかかるというところで風邪をひきやすくなるということになってきます。例えばシミとかシワなどの、肌の調子にも関わってきたり、疲れやすさにも関わっています。重篤化してくると、ガンといったような病気。様々な病気に関わってくるということが最近わかってきています。年をとったり生活習慣が悪くなり、このガードマンが段々仕事をサボってしまうのです。」(医薬基盤・健康・栄養研究所 國澤純さん)

皆さんも、年齢と共に気になることありますよね?
皆さんが気にしているそのシミ。
その中にはゾンビがいるっていることが最近わかってきたんです。

これは2017年に科学誌ネイチャーに掲載された論文。
タイトルは「若さを保ちたいならゾンビを殺せ」

科学者がいう、ゾンビとはいったいなんなのか?

資生堂グローバルイノベーションセンターの研究員 細井純一さんは
30年前から肌の美しさを研究してきました。
そして、免疫の驚きの仕組みにたどり着いたのです。

「カラダの中で多くの臓器の細胞が老化細胞になってしまう、つまりゾンビのような細胞になってしまうということが報告されています。死なないで悪いことをし続けてしまう、ということです。」(細井さん)

これはイスラエルの研究者が撮影に成功したゾンビ細胞。
通常の細胞と比べると黒ずんでいるのが特徴です。

肌の中では、傷ついたり古くなってしまった細胞が日夜生まれています。

この細胞が放置されるとゾンビ化します。

このゾンビ化した細胞は、死なないだけでなく、周りの細胞にも働きかけ 周りの細胞もゾンビ化してしまうのです。

その事態を防ぐのが免疫です。

免疫にはガードマンである役のほかにもう一つ大切な役割があります。

それは、掃除屋としての役割です。

「この免疫細胞の機能を維持することによって、(ゾンビ細胞などの)肌トラブル因子の活性化を抑え、肌トラブルを防いでいます。」(細井さん)

細井さんが注目したのは、紫外線などから肌の細胞を守る免疫の一つランゲルハンス細胞。

詳しく調べると、このランゲルハンス細胞が司令塔となって、ゾンビ細胞を掃除していることがわかったのです。

その掃除の実行部隊になるのがマクロファージなどの免疫細胞です。

こうして免疫細胞が、細胞内を監視して 細胞がゾンビ化する前にちゃんと掃除をすれば・・・。

新陳代謝がきちんと進み、肌の美しさが保たれるのです。

「ゾンビ細胞は、別名、老化細胞とも言われていて、色々なところに発生すると言われています。本来ですと細胞というのは増殖が止まって、細胞の終活のような形でもう私は死にますと、いう状態になると、免疫細胞がお掃除をしてくれます。きちんと両方が動いていると、肌の状態なども保たれるわけですけど、免疫もお掃除をサボるようになってきますし、細胞も老化して色々なダメージが蓄積してきて、死ぬべき細胞が死ななくなってくるとなる。すると、ゾンビ細胞も増え、お掃除役もいなくなってくるということが、カラダの様々なところでおこってきます。」(國澤さん)

「特に高齢の方によくみられる病気、例えば脳ですと認知症、血管ですと動脈硬化の原因にもなると言われています。実は免疫と全然違うと思われていた病気でも、そこに免疫が関わっているということがわかるようになってきたのです。」(國澤さん)

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