鍋の真の主役はスープにあり

2018年11月27日(火)BSプレミアム 午後10時00分~ 午後10時59分

あったか鍋でダイエット


鍋の真の主役はスープにあり


 

 

こちらは鍋専門店で人気メニューのコラーゲン鍋。


白い塊は抽出されたコラーゲン。アーモンドは老化防止のビタミンEが豊富。
女性の人気ナンバー1だそうです。

このコラーゲンをお肌に届けるには野菜が必要って知っていますか?

コラーゲンの多い食材を食べたとき、コラーゲンはバラバラに分解され、アミノ酸として消化されます。

体内でアミノ酸をコラーゲンに組み上げるにはある栄養素が必要です。
それがビタミンC。
ビタミンCがあってはじめてコラーゲンが合成されるのです。

しかし、肝心なビタミンC、世の女性たちはしっかりとっていないのが現実。

そこで野菜たっぷり鍋の強みがあります。
実はビタミンCは水溶性。
3分も待てば、ビタミンCは半分以上がスープに溶け出してきます。
このスープを飲めばかなり回収できるのです。

スープを上手に利用して、ビタミンCを美肌に活かせる料理なのです。

ビタミンC以外の栄養素もスープが活躍します。
例えば、鍋のだしに使っている鶏肉。

スープの表面にはうっすらと脂が。
この脂がスープのパワーを引き上げてくれるのです。

その脂の働きを教えてもらうため、訪ねたのは東京農業大学フードマネージメント研究室。
助教の秋山聡子さんです。


調べるのはにんじんに豊富な、βカロテンという栄養素です。


実はβカロテンは、カラダに吸収されにくいという性質があります。
生で食べても、ゆでても腸での吸収効率が低いのです。

その吸収を助けてくれるのが脂です。
にんじんと一緒に75g程度の鶏肉をゆでます。

5分ほどゆでていると…

「これが、鶏の脂ですが、これがオレンジ色になっています。染まっている脂の中に、もうカロテノイドが溶けているからオレンジ色になっているんです。」(秋山助教授)

これは鶏肉本来の脂。

にんじんと一緒に入れたものは、オレンジ色に染まっています。

つまり、オレンジ色になった分だけ脂がβカロテンを取り込んでいるのです。

「鍋料理の時に脂が出ないような、脂が一緒にないような状態で食べるともったいないと思います。鶏肉や豚肉など、脂の出るものと一緒に食べると良いと思います。」(秋山助教)

水に溶け出す栄養素も、脂に溶け出す栄養素も、一緒にとる。
スープも鍋の大事な主役なのです。

「脂溶性という脂に溶ける性質のもの、にんじんのオレンジ色のβカロテンはビタミンAになりますが、脂のない状態でそのまま食べるのと、脂と一緒で食べるのとでは、吸収率が7倍違うというデータがあります。私も実は、いろんな野菜でジュースを作るんですけど、必ずオリーブオイルを入れます。アブラがあることで腸管から体内に入っていく。これがはじめて栄養をとる、ということになってくると思います。」(佐藤教授)

NHKオンデマンド

Page Top