そのメイク 目ヂカラに逆効果

2018年10月2日(火)BSプレミアム 午後10時00分~ 午後10時59分

ぱっちりキラキラ 目ヂカラUP大作戦


そのメイク 目ヂカラに逆効果


キラキラとした赤ちゃんの瞳。
その輝きは、目の大きなチャームポイントですよね。

ところで、その輝きを生んでいるヒミツが
まぶたの縁に隠されているのを、ご存知ですか?

まぶたを特殊な機材で、ぎゅっとつまむと…ここに注目!

縁からじんわりと、透明な液体が出てきました。

この液体の正体、実は油なんです

この油の役割はなんなのか?

鎌倉市の眼科医 後藤英樹さんがスタッフの目を使って見せてくれました。

目の表面を捉えた映像です。画面の上に、まつ毛が見えます。

そして、まばたきをすると…
色のついた膜がゆらめくのです。
実はこれが、まぶたの縁から出てきた油です。

目の表面を涙が覆っています。
さらにその上に、油が薄い膜を作ることで
水分の蒸発を防ぎ、ドライアイにならないようにしているのです。

この油は、まぶたの縁にあるマイボーム腺という器官から
まばたきのたびに分泌されます。
油の出口は上下で合わせて50個ほど。

涙の蒸発を防ぐこの油が「目の輝き」を決める重要な要素なのです。

「一番わかりやすい例えは、水たまりや海でオイルが、膜のように浮いていることがあります。そのときに光の当たり具合によって、少し虹色にキラキラすることがあると思いますが、あれが目の表面で起きていることと、全く同じことになります。」(後藤さん)

ところが、この油が今
女性たちのメイクによって危機に瀕しているといいます。
その真相に迫るため集まってもらったのは、
それぞれタイプの違うアイメイクをしている、3人の女性たち。

いつもナチュラルメイクだという20歳の柳田さん。

二重を強調するメイクをしているという新貝さん。

そして、つけまつ毛に、カラーコンタクトで、
自称「中盛りメイク」の菅家さんです。

そんなタイプの違う3人が訪れたのは

慶應義塾大学 非常勤講師で眼科医の有田玲子さんです。

早速3人の目、特に上まぶたの状態を
チェックしてもらいました。

柳田さんは「問題なし」という診断。
その理由は、メイクをしている場所にありました。

まつ毛の下側、つまりマイボーム腺のあるエリアには、
アイラインを引いていません。

一方、ダメと診断されたのは、新貝さん。

マイボーム腺のあるエリアにまで、アイラインを引いていました。

このメイクこそ、マイボーム腺の大敵!
新貝さんのようなマイボーム腺をふさいでしまうアイメイクは、
油の分泌を妨げ、目の輝きを失うという状況を生んでしまうのです。

「マイボーム腺の出口をメイクが覆ってしまうと、涙の中の油が出なくなってしまいます。」(有田さん)


そして、もっと深刻だったのが、自称・中盛りメイクの菅家さん。

マイボーム腺の上にはアイラインを引いていませんでしたが、
有田さんはが注目したのは油の出口に見えるこの白い点。

「通常であれば、マイボーム腺の出口は透明でよく見えないのですが、詰まって白い油が見えます。これはマイボーム腺の機能が落ちて、油が固まりだしている証拠です。メイクが、まつ毛の周りを不潔にすることは、とてもマイボーム腺に悪いことなのです。」(有田さん)

菅家さんのマイボーム腺に見えた白い点は、固まってしまった油。

マイボーム腺の機能が低下したことによって固まり、白く見えていたのです。

「お化粧の破片みたいなのが飛んできて、ダイレクトに塗らなくてもマイボーム腺が詰まることがありますし、前のメイクが残ってこうなってしまっていると思います。」(有田さん)


その原因もやはり、アイメイクにありました。
こうなってしまったときの対策は?
有田さんがとっておきの方法を教えてくれました!

水で濡らし、電子レンジで温めて作った蒸しタオルで、詰まった油を溶かすというもの。

加熱時間は600ワットなら30秒、
500ワットなら40秒ほどが目安です。

ここで重要なポイントがあります。
蒸しタオルを作った後、直接まぶたの上に乗せると、効果が少なくなります。

「ダイレクトに濡れたまま蒸しタオルを乗せると水分が蒸発するときに気化熱で温度が下がり、せっかく溶けかけたマイボーム腺の油がまた固ってしまいます。ビニールに入れて、濡れたものを乗せないということが大事です。なるべく薄いペラペラのビニール袋を使うと、この蒸しタオルの温度が伝わりやすいのでオススメです。」(有田さん)

蒸しタオルは温度が急激に下がることがあるので、目の上に乗せる時間はおよそ3分
タオルの温度が下がる前にやめましょう。
1日1回~2回すると、効果的だそうです。

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