肌の輝きの決め手は 赤血球の色!

2018年7月31日(火)BSプレミアム 午後10時00分~ 午後10時59分

増やせ!元気でかわいい赤血球


肌の輝きの決め手は 赤血球の色!


見た目の若さを決めているものとは、一体何?

答えは、血液

実は今、その中でも、この赤血球が美と若さに深く関わっていることがわかってきました。

皆さん、ご存知ですよね。
赤血球は、カラダの細胞に酸素を運ぶ重要な役割を担っています。

最新の研究では、この赤血球を元気にすれば、若々しい見た目になるのです。

そのためにも赤血球をしっかりいたわってあげることが必要。

 

まずは赤血球について皆さんどれほど知っているのか、赤血球の基礎知識です。

そもそも赤血球っていうのは細胞の1つ。
人体の細胞の数は約60兆個あると言われています。
そのうちなんと、赤血球の数は約20兆個

全体の3分の1という、かなりの比重を赤血球が占めているのです。
では、赤血球は約何日で入れかわるのでしょうか?

答えは、120日。約4か月で入れかわるのです。

血液内科の研究者である順天堂大学血液内科主任教授 小松則夫さんは、高齢者でもこのペースは変わらない、といいます。

そして、今日からでもケアを始めると元気でかわいい赤血球になれるのです。


まずは、肌との関係を見ていきましょう。

女性の美しさの象徴。
それは輝きのある肌。

実は、その肌の輝きは、「赤血球」のある要素が決め手になっているのです。

そのヒミツを知っているのがこちらの方。

化粧品メーカーの主幹研究員 舛田勇二さん。

 

赤血球が肌の輝きとどう関係しているのか、実際に検証してもらいました。

集まってもらったのは、20代から30代前半の15名。

 

まずは、全員メイクを落としてもらい、スッピンになっていただきます。

そしてここで・・・

 

特殊な装置で赤血球のある数値を計測。
ちなみに皆さんは、何を計測されているか知りません。

そして計測の後に数値が55未満の人は左、それ以上の人は右に分かれてもらいました。

 

この2つのグループ、見た目に違いがあるのがわかりますか?

 

「この数字が低かったほうの方たちは、クマとか、くすみとかで悩むケースが比較的あるかと思われます。」(舛田さん)

どうですか?

 

確かに目の下に黒いクマがくっきり!

 

ほかにもこんな声が・・・

「どんより暗い感じに見られますね。」(参加した女性)
「朝起きても血色が悪かったりしているときがあります」(参加した女性)

 

一方、数値が高かった人は、

「唇がすっぴんでも赤い方なので血色は良いのかな。」(参加した女性)
「肌のキメが細かいとは言われます。」(参加した女性)

確かにこの方も肌ツヤがいい~。

 

一体、何を測っていたのでしょうか?

実は、計測していたのは、「赤血球の色」

 

左に比べて右は、鮮やかな色の赤血球が多い人ということなんです。

 

赤血球の色が違うと、肌や唇の色に、こんな差が。
赤血球は、肌の輝きに密接に関わっているんです!


特に血管が集中している顔は、赤血球の色が肌の色として反映されやすい場所。
例えば、目の下のクマは、赤血球の暗い色が肌を染めていた影響だったというわけです。

 

あなたの赤血球の色は、大丈夫ですか?
やっぱり、鮮やかにしたいですよね。


そもそも、赤血球の色は、何が決めているのでしょうか?

それは、この実験を見ていただくと、一目瞭然。
2本の試験管に入っているのは、同じ血液です。

 

右側だけ、ある気体をぷくぷくと入れていくと・・・
どんどん色が鮮やかに変化していきます。

 

何を入れていたのかというと・・・そう酸素です!
この酸素が赤血球を明るくしてくれるんです。

・・・・・・


そもそも赤血球は、酸素の運び屋。
その中には、酸素とくっつくヘモグロビンというたんぱく質が詰まっています。
その数、1つの赤血球の中に、2億個以上。


このヘモグロビンに酸素が結びついていない時、赤血球は、暗い色のまま。

 

一方、酸素がたくさん結びつくとどんどん明るい色になっていくのです。

 

この明るい色をした赤血球が全身に酸素を運んでくれると、カラダの組織の働きが盛んになります。

例えば、皮膚では、新しい細胞への入れかわりが進むためキメが細かく、若々しい肌を保ちやすくなるのです。


では、赤血球が鮮やかな赤色ではなかった人たちには、何が起きているのでしょうか?

実は、ある原因によって赤血球が酸素をうまく運べなくなっているというのです。

 

 

そこで、先ほどの実験で赤血球の色が悪かったこの4人を追跡調査。
次は、血液検査でより詳しく分析します。

調べてくれるのは、血液内科の専門医 濱木珠恵さんです。

 

 

まず、注目したのは、赤血球の平均的な大きさを示すMCV。

「75ということは基準値より少し小さくて、要は赤血球が小粒の赤血球を作っちゃっているということなのですね。カラダの中全体としては鉄分が不足している可能性があると思います。」(濱木さん)

なんと鉄分不足


 

鉄分は、ヘモグロビンの材料となる大切な栄養です。
不足するとこんなことに!
赤血球の形も大きさもバラバラ。

 

さらに色の違いも!
真ん中が白く見えるのは、ヘモグロビンの量が通常より少なくなっている証拠なんです。

 

彼女のヘモグロビンの量をチェックすると、やはり、基準値を下回る11.1。


こうなると赤血球がカラダを巡っても、全身は酸素不足になりがち。
めまいや息切れに悩まされます。


さらに鉄不足は、抜け毛が増えたり、爪も割れやすくなるなど、大きな影響を与えるのです。

 


濱木さんによると、自覚症状のあるなしを別にしても、全体の4分の1ぐらいの女性は鉄分不足だったり、それによる貧血があるとのこと。

貧血になると、赤血球の色も悪くなっていくものなのです。


右側は酸素を運んでいる時の赤血球。

赤血球のヘモグロビンが酸素とくっついている状態だと鮮やかな赤色になります。

それに対して、酸素とくっついていない左側の赤血球の方は、暗い色になります。




さらに下の段は貧血になった人の赤血球。
貧血になると、赤血球の色自体が薄く、淡い色になっていきます。
ヘモグロビンが減っているため、色素が減って淡い色になるのです。

「赤い色が鮮やかだと、血色も良くて、肌のつやも良く見えます。でも赤血球の色が薄くなっていくと、白い顔になっていって、能面のような青白い顔になるのです。美白とは違って、青白い感じの、ちょっと幽霊みたいな顔になっていくんです。」(濱木さん)

そう、鉄分不足の貧血になると、赤血球の色が薄くなり、血色が悪くなってしまうのです!

自分が貧血かどうか、簡単にチェックできます。
鉄分不足の貧血に関係がある7つの項目が並んでいます。

 


2つ以上チェックが入ると、鉄分不足による貧血の疑いがあるそうです。

項目のうちの上の5つは貧血があった時に出てくる症状です。

ちなみに、飲み物に入っている氷を食べてしまうというのは、濱木さんによると、「異味症」という鉄分不足の貧血の時に出ることのある症状で、味覚や嗜好がおかしくなって、ガリガリしたものを食べたくなるのだそう。

昔はよく土壁を食べるなどの症状として知られていました。

そして項目のうち下の2つは、貧血になるかもしれないリスクです。

他にも女性の場合、出産や生理で鉄分が出ていく機会が多いため鉄分不足の貧血になるリスクが高いのです。

 

「女性は鉄分が3000ミリグラムぐらいカラダの中にあるのですが、出産すると500ミリグラムぐらいは失うと言われています。爪がもろいというのは、カラダの中の鉄分が足りない可能性があるということです。」(小松教授)

では、貧血になる人は、足りない鉄分はどのくらいなのでしょうか。

濱木さんによると、1日で推奨されている摂取量が10.5ミリグラム
それに対して、国の調査によると、摂取できている量は平均7.4ミリグラムほど。
1日あたりおよそ3ミリグラム足りないのだとか。

鉄分を多く含む食材といえば、レバーが有名ですがレバーが苦手という人も多いのでは?

「鉄分を多く含む食事をたくさんとっていただくことがまず大切になります。レバーだけじゃなくて、意外といろんな食材に、鉄分は含まれているんです。」(濱木さん)

 

 

卵やお肉、のりやひじきなど、レバーだけじゃなくいろいろありますね!
鉄分を意識して、バランスの良い食事を心がけましょう!

NHKオンデマンド

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